米『フェデラル・レジスター』は、シャーム解放機構(シャームの民のヌスラ戦線、シャーム・ファトフ戦線)を外国テロ組織(FTO)から除外することを定めた文書を公表(2025年7月7日)

米『フェデラル・レジスター』(連邦政府官報)は、シャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線、シャーム・ファトフ戦線)を外国テロ組織(FTO)から除外することを定めた文書を公表した。

同文書には、マルコ・ルビオ国務長官が署名し、7月8日付で公開設定されている。

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バラック在トルコ米大使兼シリア担当特使:「新たに発足したシリア政府はイスラエルとの対話に踏み出している」(2025年7月7日)

ロイター通信によると、トーマス・バラック在トルコ米大使兼シリア担当特使はレバノンを訪れて、ジョゼフ・アウン大統領と会談した。

会談後の記者会見で、バラック大使は、「昨年、イランの同盟者であるバッシャール・アサドが失脚し、新たに発足したシリア政府がイスラエルとの対話に踏み出している」と述べた。

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イスラエル軍のアドライ報道官:クードナ丘地域において夜間特殊作戦を実施し、イラン革命防衛隊所属ゴドス軍団によって運用されていた工作員グループを拘束(2025年7月7日)

イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官は、Xを通じて、以下の通り発表した。

イスラエル軍は、シリア南部のクードナ丘地域において夜間特殊作戦を実施し、イラン革命防衛隊所属ゴドス軍団によって運用されていた工作員グループの拘束に成功した。
この作戦は、軍情報機関の第504部隊の尋問で得られた情報に基づいており、第3旅団(アレクサンドローニ旅団)の部隊によって遂行された。
本作戦は、今週に入って2度目となる夜間作戦の一環で、地域の脅威となっていた工作員らを標的とした。
作戦を指揮する第210師団は、同地域におけるあらゆるテロ勢力の定着を阻止し、イスラエル国民の安全を守る目的で警戒態勢を維持している。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊がスワイサ村とナブア・サフル村一帯で新たなに侵入し、民間人の住宅を捜索、子供2人を含む6人を拘束した。

イスラエル軍はまた、県北部のアドナーニーヤ村に新たに設けた拠点から、10台以上の軍用車両を伴ってナブア・サフル村方面に進軍、旧シリア軍の第4中隊があったマアラカ村にいたる交差点付近に展開し、マジュドゥーリヤー村に通じる道路を掌握した。

イスラエル軍はさらに、県中部の大ダワーヤ村を急襲し、複数の住宅を捜索、兄弟2人を拘束・連行した。

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首都ダマスカスとスワイダー市で抗議デモ相次ぐ(2025年7月7日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、3日に続いて商人ら数十人が商店の賃貸借契約にかかる文書の調査を目的とした委員会の設置を定めた法務省2025年6月12日付決定第856号に抗議するデモを行った。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、技師組合スワイダー支部に所属する技師らがスワイダー市でデモを行い、首都ダマスカスの技師組合の本部からの地方支部の権限への過度な介入に抗議した。

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ダーイシュのスリーパーセルと見られる武装グループがダイル・ザウル県で北・東シリア地域民主自治局の税関当局の職員2人に向けて発砲(2025年7月7日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ヒサーン村とムハイミーダ村を結ぶハーウィー地区の路上でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと見られる武装グループが、北・東シリア地域民主自治局の税関当局の職員2人に向けて発砲、負傷させた。

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ラッカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)が、タブカ市で精密治安作戦を実施、20万錠以上のカプタゴン錠剤の押収に成功し、薬物の販売・取引に関与した4人を逮捕したと発表した。

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ハマー県のアイン・クルーム村とカランダフ村を結ぶ道路沿線でアラウィー派の夫婦の遺体が発見される(2025年7月7日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、アイン・クルーム村とカランダフ村を結ぶ道路沿線で、アラウィー派の夫婦の遺体が発見された。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、カファルヤー町とフーア市の近くにある弾薬庫が爆発し、イドリブ市や周辺地域で激しい爆音が確認された。

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ラタキア県SANAによると、県内務治安司令部は、国防省所属の第50旅団の部隊と協力し、前政権の総合情報局に所属していたアンマール・ムハンマド・アンマール大佐を逮捕した。

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シャルア暫定大統領は、湾岸協力会議(GCC)諸国への2回目となる歴訪を開始、最初の訪問先であるUAEのアブダビに到着(2025年7月7日)

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は、湾岸協力会議(GCC)諸国への2回目となる歴訪を開始、最初の訪問先であるUAEのアブダビに到着した。

アブダビでは、ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナフヤーンUAE大統領と公式首脳会談を行い、経済および開発分野での協力強化、シリアへの具体的な支援策について協議し。

会談のなかでシャルア暫定大統領は、シリアがすでに戦争と分断の時代を終えたことを強調し、湾岸諸国との戦略的パートナーシップの構築に向けて動いていると述べた。

また、地域安定化への支援に向けたUAEの役割を称賛するとともに、持続可能な開発、デジタル転換、クリーンエネルギーといった分野でUAEの経験からの学びに強い期待を示した。

一方、ムハンマド・ビン・ザーイド大統領はシャルア暫定大統領の訪問を歓迎し、シリアの安定と復興に対するUAEの全面的な支援を表明、とりわけ投資、インフラ、テクノロジーなど幅広い分野での二国間協力を強化する意向を示した。

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SANAによると、シリア・アラブ航空は本日、アレッポ国際空港からドバイ国際空港への初便を運航した。

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ラタキア県北部の山間部の森林火災に対する消火活動続く:レバノンがヘリコプター2機を派遣(2025年7月7日)

SANAによると、ラタキア県北部の山間部で続く森林火災に対し、民間防衛機構(ホワイト・ヘルメット)や消防隊などは5日連続で消火活動を続けた。

現在、80以上の消防部隊と約180台の多様な機材が投入され、消火作業にあたっているが、これまでに1万ヘクタール以上が焼失しており、同地域における過去最悪の山火事被害となっている。

また、SANAによると、民間防衛機構は、イドリブ県西部のバクサルヤー村に近いアイン・ブンドゥク地区で昨夜半ば過ぎに発生した森林火災を鎮火した。

ラーイド・サーリフ緊急事態災害大臣は、現在の消火活動はシリア最大級の森林保護区の一つであるファルヌラク保護区への延焼を防ぐことに重点が置かれているという。

また、民間防衛機構のアブドゥルカーフィー・キヤール沿岸局長によると、現在火災が集中しているのは、バスィート岬、カスタル・マアーフ区、ラビーア区で、カサブ区への延焼を防ぐための作業が進められている。

一方、SANAによると、社会労働労働省は、ラタキア県での火災により被災・避難した住民の状況を把握し、緊急支援を提供するために専用の緊急対策室を設置した。

SANAによると、レバノンは、トルコ、ヨルダンに続いて、ヘリコプター2機を派遣し、支援活動に参加した。

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