i24ニュース:シャルア暫定大統領とイスラエルのネタニヤフ首相はトランプ米大統領仲介のもと9月までに米国で会談し、安全保障協定に署名する予定(2025年7月8日)

i24ニュースは、シリアのアフマド・シャルア移行期政権に近いシリア情報筋の話として、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とシャルア暫定大統領が9月の国連総会に先立って、米国のワシントンDCで会談を予定していると伝えた。

同情報筋は、会談がホワイトハウスで行われ、ネタニヤフ首相とシャルア暫定大統領は、ドナルド・トランプ米大統領の後援のもと、安全保障協定に署名する予定で、同協定は、両国間の和平および国交正常化に向けた第一歩となる見込みである述べた。

また、湾岸諸国の複数の情報筋によると、UAEは、シリアとイスラエルの間の仲介努力を引き続き精力的に進めており、その動きはサウジアラビアも承知しているという。

同筋によれば、現時点での主要な障害は、イスラエルがシャルア移行期政権がシリア国内、とりわけ南部において、すべての武装勢力をまだ完全に掌握できていないととみなし、今後数ヵ月以内にシリアのゴラン高原から自国軍を撤退させることに消極的である点だという。

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イスラエルのネタニヤフ首相「シャルア暫定大統領がイスラエルとの直接的な通信チャンネルを開いた」:トランプ米大統領「ネタニヤフ首相などの要請に応じて、シリアへの制裁を解除した」(2025年7月8日)

ロイター通信ANHAなどによると、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、米国のワシントンDCを訪れ、ホワイトハウスでドナルド・トランプ米大統領と会談した。

会談後の共同記者会見で、ネタニヤフ首相は、シリアのアフマド・シャルア暫定大統領がイスラエルとの直接的な通信チャンネルを開いたことを明らかにしたうえで、この動きを「真の和平の機会」と評価した。

ネタニヤフ首相は以下の通り述べた。

シリア人は再び争いに戻れば敗者となり、平和を選べば勝者になるだろう。
シリアの状況は根本的に変化した。イランとヒズブッラーはもはや以前のように意思決定を握ってはいない。これが地域における安定と平和への新たな機会を生んでいる。
それ(通信チャンネル)が開かれたというのは、(シャルア暫定)大統領がこのチャンネルを開いたことによるものだと考えている。

トランプ大統領は、以下の通り述べた。

ネタニヤフ首相を含む中東の多くの関係者の要請に応じて、我々はシリアへの制裁を解除した。
誰かが、彼(シャルア暫定大統領)は過酷な経歴を持っていると言っていた。私は「それは驚くことではない、この地域は過酷だから」と答えたが、私は彼のことを本当に気に入った。
(制裁解除により)シリア国民に、これまで制裁下では得られなかった機会が与えられる。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍がハミーディーヤ村周辺で掘削および整地作業を継続する様子が確認された。

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所属不明の無人航空機がイドリブ県カッリー町近郊の農道を走行していた車輛を攻撃し、1人死亡、1人負傷(2025年7月8日)

イドリブ県では、<a href=”https://www.syriahr.com/%d8%a8%d8%a7%d9%84%d8%b7%d9%8a%d8%b1%d8%a7%d9%86-%d8%a7%d9%84%d9%85%d8%b3%d9%8a%d8%b1-%d8%a7%d8%b3%d8%aa%d9%80-%d9%80%d9%87%d9%80-%d9%80%d8%af%d8%a7%d9%81-%d8%b3%d9%8a%d8%a7%d8%b1%d8%a9-%d9%81%d9%8a/768871/?fbclid=IwY2xjawLaag9leHRuA2FlbQIxMQBicmlkETF1YWRVOVV4VVFacHZwZnlVAR5P-K3DbC5boqus_6-2yIAeUji5iYnxNgCT7Yb1YIIadu0VTNvuG-D2ocOj2Q_aem_7L0bk7D7RiubV-PUIsSZrA” target=”_blank”>シリア人権監視団</a>によると、所属不明の無人航空機が、カッリー町近郊の農道を走行していた車輛を攻撃し、車両は完全に破壊された。

<a href=”https://www.syriahr.com/%d8%ae%d9%84%d8%a7%d9%84-%d8%a7%d8%b3%d8%aa%d9%80-%d9%80%d9%87%d9%80-%d9%80%d8%af%d8%a7%d9%81-%d9%85%d8%b3%d9%8a%d8%b1%d8%a9-%d9%85%d9%82%d9%80-%d9%80%d8%aa%d9%84-%d9%88%d8%a5%d8%b5%d8%a7%d8%a8/768880/?fbclid=IwY2xjawLaahlleHRuA2FlbQIxMQBicmlkETF1YWRVOVV4VVFacHZwZnlVAR62FkKgxmGQayAfLlQUeid4B_KYZ5eizF5qWPXoxveoD5P01FfT6okqbta8QQ_aem_haBLY4KZaZO0baC2r96_5w” target=”_blank”>シリア人権監視団</a>によると、この攻撃で、1人が死亡、1人が重傷を負った。
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<p align=”right”><font color=”Black” size=”2″ face=”MS Pゴシック”><font size=”-1″>(C)<a href=”http://cmeps-j.net/aljabal/” target=”_blank”>青山弘之</a> All rights reserved.</font></font></p>

貨物車輛17台からなる米主導の車列がワリード国境通行所を通ってイラクからシリア領内に進入、ハサカ県のカスラク村にある基地に到着(2025年7月8日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、コンクリート・ブロックや燃料などを積んだ貨物車輛17台からなる米主導の車列がワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)を通ってイラクからシリア領内に進入、カスラク村にある基地に到着した。

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ダイル・ザウル県ではダーイシュのスリーパーセルが給油所やシリア民主軍の拠点を襲撃(2025年7月8日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルに属する武装グループが、ジャルズィー村の給油所を手榴弾で襲撃し、ザカートの支払いを強要、従業員1人が負傷した。

また、シリア人権監視団によると、ダーイシュのスリーパーセルと見られる武装グループが、ダイル・ザウル東部アブ・アブー・ハマーム市の病院に設置されているシリア民主軍の軍事拠点に対し、ロケット弾による攻撃を行った。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の緊急対応部隊(HAT)がラッカ市で精密治安作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルに属する4人を拘束した。

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シリア人権監視団前政権が崩壊してからの7ヵ月間で8,067人が死亡したと発表:うち即決処刑による死者は2,167人(2025年7月8日)

シリア人権監視団は、前政権が崩壊してからの7ヵ月間(2024年12月8日〜2025年7月7日)で8,067人が死亡したと発表した。

8,067人のうち、6,150人が民間人(うち330人の子供と451人の女性)で、即決処刑されたのは2,167人(うち3月だけで1,726人)にのぼるという。

月別の死者数は以下の通り
●2024年12月8日〜同年末:2,354人(うち民間人1,894人)
●2025年1月:1,122人(うち民間人679人)
●2月:603人(民間人435人)
●3月:2,644人(民間人2,069人)
●4月:452人(民間人352人)
●5月:428人(民間人295人)
●6月:391人(民間人360人)
●7月(7日まで):73人(民間人66人)

民間人の死因
●銃撃・戦闘:292人(子供52人含む)
●その他の原因:27人
●シリア国民軍諸派による殺害:18人
●不明:1,744人
●経済的困難:1人(子供)
●車両爆弾:55人
●シリア軍事作戦局総司令部(「攻撃抑止」軍事作戦局)による拘束中の拷問:39人
●シリア国民軍諸派による拷問:2人
●ダーイシュ(イスラーム国)による殺害:33人
●イスラエルの爆撃:29人
●トルコの攻撃:129人(うち子供29人)
●ヨルダン国境警備隊の銃撃:4人
●トルコ国境警備隊の銃撃:1人
●地雷・即席爆弾の爆発:45人
●シリア民主軍による殺害:15人
●殺人事件:342人
●正体不明の武装グループによる殺害:530人
●シリア軍事作戦局総司令部の銃撃:132人
●爆発性戦争残存物:545人(うち子供134人)
非民間人の死者(1,917人)の内訳
●ダーイシュ戦闘員:26人
●シリア軍事作戦局総司令部の構成員:513人
●シリア民主軍および関連部隊:254人
●イスラーム主義武装グループ、武装グループ:628人
●地元武装勢力:368人
●旧政権の元兵士:83人
●不明:21人
●イラン系外国人戦闘員:10人
●トルコ軍兵士:8人
●ジハード主義者:6人

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ダマスカス県スーマリーヤ地区で、「地区のアミール」を名乗る人物が同地区の住民約300世帯に対して「治安上の理由」だとして72時間以内の強制退去を命じる(2025年7月8日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タルトゥース県サーフィーター市近郊のヒルバト・アムラス村出身の男性が遺体で発見された。

男性は、今年2月初めにヒムス市へ仕事のために向かう途中で消息を絶ち、それ以来連絡が取れなくなっていた。

一方、SANAによると、県タッルカラフ郡の内務治安局が、前政権の政治治安部のダマスカス県支部長などを歴任してきたリヤード・ハムドゥー・シャハーダ准将を逮捕した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ビンシュ市で内務省総合治安局の要員と正体不明の武装グループが交戦し、治安要員1名が負傷した。

また、シリア人権監視団によると、この戦闘で、総合治安局は武装グループのメンバー1人を殺害、1名を負傷させ、拘束した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、スーマリーヤ地区で、「地区のアミール」を名乗る人物が、同地区の住民約300世帯に対して「治安上の理由」だとして72時間以内の強制退去を命じた。

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北・東シリア地域民主自治局はラタキア県北部での森林火災に関して、「国際的な緊急介入を要する環境災害」と位置づけ、あらゆる種類の支援を提供する用意があると表明(2025年7月8日)

北・東シリア地域民主自治局は声明を出し、ラタキア県北部での森林火災に関して、「国際的な緊急介入を要する環境災害」と位置づけ、あらゆる種類の支援を提供する用意があると表明した。

また、ANHAは、同局が消火部隊と消火車両、後方支援物資の派遣を準備していると伝えた。

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ラタキア県北部の森林火災続く:シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣はEU諸国の大使らと会談し対応を協議、内務省報道官は容疑者複数を拘束したと発表(2025年7月8日)

SANAによると、ラタキア県のムハンマド・ウスマーン知事とラーイド・サーリフ非常事態災害大臣は、同県北部で発生している森林火災に関連して、同地を再び緑に戻し、火災で被害を受けた山々の修復および被災した住民の支援を目的とする「我らの手で蘇らせよう」キャンペーンの開始を発表した。

ウスマーン知事によると、現在までに14,000ヘクタールの森林が消失している。

また、SANAによると、民間防衛機構局(民間防衛隊)のムニール・ムスタファー局長は、消火活動には民間防衛隊から82チーム、他省庁から10チームが参加したが、それでも火は6ヵ村に新たに広がったと述べた。

火災は、カサブ区のシャイフ・ハサン地区まで延焼しているという。

一方、サーリフ非常事態災害大臣は、イフバーリーヤ・チャンネルに対して、欧州連合(EU)に支援を要請したことを明らかにするとともに、キプロスからの消防航空機が本日中に消火作業に加わる予定だと述べた。

サーリフ非常事態災害大臣はまた、昨夜、強風によりラタキア県北部のガッサーニーヤ村、ファラク村にまで火の手が広がったことを明らかにする一方、これまでに人的被害は確認されていないものの、民間防衛部隊の隊員10人が主に煙による窒息症状で負傷したと述べた。

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イフバーリーヤ・チャンネルによると、内務省のヌールッディーン・バーバー報道官は、今回の森林火災の原因を特定するため、同省が現地での技術的調査活動を行っているとしたうえで、容疑者複数人を拘束したことを明らかにした。

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SANAによると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は、ミカエル・ウンマハト欧州連合(EU)駐シリア臨時代理大使が率いる欧州連合諸国大使らと首都ダマスカスで会談、ラタキア県北部での発生している森林火災の影響など懸案について協議した。

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