トルコのエルドアン大統領の次男でビジネスマンのネジュメッティン・ビラル氏を代表とするトルコ使節団がシリアを訪問し、シャルア暫定大統領と会談(2025年2月28日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の次男でビジネスマンのネジュメッティン・ビラル・エルドアン氏を代表とするトルコ使節団がシリアを訪問した。

シリア・アラブ共和国大統領府によると、アフマド・シャルア暫定大統領は、アフマド・シャルア暫定大統領とともにエルドアン氏らと会談した。

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また、SANAによると、フサーム・ハーッジ・フサイン宗教関係大臣、マーヒル・ムハンマド・マルワーン・ダマスカス県知事は、首都ダマスカス旧市街のウマイヤ大モスクでエルドアン氏らとともに金曜日午後の集団礼拝を行った。

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SANAによると、マルワーン県知事はさらに、エルドアン氏らとともに、カシオン山、タキーヤ・スライマーニーヤ・モスクなどに案内した。

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タルトゥース市のアリード通りで、住民らがシャルア暫定大統領が指導する新政権を支持するデモ行進を行い、国民連帯、宗派主義拒否を訴える(2025年2月27日)

タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、タルトゥース市のアリード通りで、住民らがアフマド・シャルア暫定大統領が指導する新政権を支持するデモ行進を行い、国民連帯、宗派主義拒否を訴えた。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県、ラッカ県への攻撃を続ける(2025年2月27日)

アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午後2時頃、ティシュリーン・ダム一帯を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が午後4時頃、アイン・イーサー市近郊のファーティサ村、サファーウィヤ村、サラーミダ村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍が午後4時頃、タッル・アブヤド市西のカルファリー村、ラファージュ・セメント工場(ハッラーブ・ウシュク村)を無人航空機で爆撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍は午後9時頃、アイン・イーサー市近郊のサラーミダ村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ占領下の「平和の泉」地域の拠点都市タッル・アブヤド市で、ブー・アッサーフ部族の男性ら数十人が、部族のメンバーを殺害されたとして、シリア国民軍憲兵隊の本部を襲撃した。

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ANHAによると、シリア民主軍の広報センターは、アレッポ県ティシュリーン・ダム一帯、マンビジュ市一帯、ダイル・ザウル県でのトルコ軍とシリア国民軍の攻撃によって、兵士6人が死亡したと新たに発表した。

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ダマスカス郊外県ジュダイダト・ファドル町で、前政権の「残党」が内務省総合治安局の検問所を襲撃:タルトゥース県ハッラーブ村で若い男性4人が車2台に乗った正体不明のグループによって銃で撃たれ、全員が死亡(2025年2月27日)

ダマスカス郊外県では、SANAによると、ジュダイダト・ファドル町で、前政権の「残党」が内務省総合治安局の検問所を襲撃したのを受けて、内務省総合治安局が襲撃犯の追跡を行った。

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タルトゥース県では、『ワタン』によると、タルトゥース市とバーニヤース市を結ぶ街道沿線に位置するハッラーブ村で午後8時頃、スーパーマーケット(サーミル・スーパーマーケット)前のコーヒーを販売するテントで座っていた若い男性4人が車2台に乗った正体不明のグループによって銃で撃たれ、全員が死亡した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ミスヤーフ市近郊のアイン・シャムス村に対して、国防省部隊が「旧体制の残党」を追跡するとして、無人航空機などを投入した軍事治安作戦を実施し、子どもや老人を含む少なくとも52人を逮捕、3人を殺害した。

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総合諜報機関副長官が麻薬撲滅局長とともにサウジアラビアを訪問し、アブドゥルアズィーズ内務大臣と会談し、麻薬撲滅に向けた協力などについて協議(2025年2月27日)

『ワタン』によると、総合諜報機関のムワッファク・ドゥーヒー副長官がハーリド・イード麻薬撲滅局長とともにサウジアラビアを訪問し、アブドゥルアズィーズ・ビン・サウード・ビン・ナーイフ内務大臣と会談し、麻薬撲滅に向けた協力などについて協議した。

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SANAによると、サウジアラビアのサルマーン国王人道支援活動センターの医療チームがシリア・アラブ赤新月社と連携し、ラマダーン月期間中にダマスカス県、ダマスカス郊外県、ダルアー県、クナイトラ県、スワイダー県、ヒムス県、ハマー県、アレッポ県、ダイル・ザウル県、ラッカ県、ラタキア県で、がん患者、腎不全患者、障がい者の家族、扶養責任のある女性、および帰還移民など59000世帯に食料パックを配給するプロジェクトを開始した。

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国際民間航空機関の使節団がシリアを訪問し、シリア民間航空公社と航空部門での協力発展をめざす覚書を交わす:シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣が国連人権理事会でビデオ演説(2025年2月27日)

SANAによると、国際民間航空機関のムハンマド・アブー・バクル・ファーリウ中東地域事務所長を代表とする使節団がシリアを訪れ、シリア民間航空公社と航空部門での協力発展をめざす覚書を交わした。

国際民間航空機関の使節団がシリアを訪れるのは、同機関発足(1944年)以来初めて。

ファーリウ中東地域事務所長はまた、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣と会談した。

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SANAによると、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は国連人権理事会に向けてビデオ演説を行った。

演説のなかで、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、行方不明者と強制失踪者の問題を審査するための高等委員会を設置したと発表した。

https://www.youtube.com/watch?si=AxHAiujJKYRBhEYX&fbclid=IwY2xjawItubZleHRuA2FlbQIxMQABHScmvBgo24YTeJzvl6NINoiz7mfjVdaPdWXesLVaWeA5JSZKJmoB48lh0A_aem_iFFLvYZ9COPdxtnfZEOIEg&v=-23uP7CQebU&feature=youtu.be

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シャルア暫定大統領が首都ダマスカスの人民宮殿でシリア開発フォーラムの使節団と会談(2025年2月27日)

シリア・アラブ共和国大統領府によると、アフマド・シャルア暫定大統領が、首都ダマスカスの人民宮殿でシリア開発フォーラムの使節団と会談した。

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SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は、レバノンのサアド・ハリーリー元首相とサウジアラビアのサルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ・アール・サウード国王からそれぞれ、ラマダーン月の到来を祝う祝電を受け取った。

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クナイトラ県でイスラエルのネタニヤフ首相がダルアー県、スワイダー県、クナイトラ県の武装解除を要求、シリアの新政権が同地に入るのを許さないと述べたことに抗議するデモ(2025年2月26日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、サイダー・ジャウラーン村とガディール・ブスターン村で、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が23日に、ダルアー県、スワイダー県、クナイトラ県の武装解除を要求、シリアの新政権が同地に入るのを許さないと述べたことに抗議するデモが行われた。

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トルコ軍が無人航空機1機で、米主導の有志連合が駐留するハサカ県シャッダーディー市の南に位置するダイル・ザウル県ルワイシド村のシリア民主軍の陣地1ヵ所を爆撃、12人を殺害(2025年2月26日)

アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍が午前11時頃、戦闘機複数機でティシュリーン・ダム一帯を爆撃した。

ANHAによると、シリア民主軍の広報センターは、ティシュリーン・ダム一帯、ダイル・ハーフィル市一帯、カラ・クーザーク橋一帯でトルコ軍、シリア国民軍と交戦し、複数の戦闘員を殺傷したと発表した。

ANHAによると、シリア民主軍は3人の兵士が新たに死亡したと発表した。

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ラッカ県では、ANHAによると、トルコ軍が午後7時頃、無人航空機1機でアイン・イーサー市東のフワイジャ村、スカイルー村、ガーズィリー村を爆撃した。

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ダイル・ザウル県では、ANHAによると、シリア民主軍の広報センターは、トルコ軍が午後7時頃、無人航空機1機で、米主導の有志連合が駐留するハサカ県シャッダーディー市の南に位置するルワイシド村一帯に設置されているシリア民主軍の陣地1ヵ所を爆撃したと発表した。

また、ANHAによると、シリア民主軍の広報センターは、この爆撃で軍関係者や民間人12人が死亡したと発表した。

シリア人権監視団によると、シリア民主軍のコンクリート・プラントで働いていた民間人6人とシリア民主軍の兵士4人が死亡、無人航空機はハサカ市とダイル・ザウル市を結ぶハラーフィー街道でも車を狙って攻撃を行い、これにより民間人2人が死亡した。

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シリア商業会議所のバースィル・ハマウィー会長が解任され、アラー・ウマル・アリー氏が後任の会長に任命(2025年2月26日)

『ワタン』によると、シリア商業会議所のバースィル・ハマウィー会長が解任され、アラー・ウマル・アリー氏が後任の会長に任命された。

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ラタキア県カルダーハ市で内務省総合治安局による検問所設置を発端に戦闘が発生、市民3人が負傷、10人あまりが逮捕(2025年2月26日)

ラタキア県では、SANAによると、内務省総合治安局のムスタファー・クナイファーティー・ラタキア県支部長(少佐)は、カルダーハ市近郊に設置されていた総合治安局の検問所1ヵ所と市内の警察分所を襲撃し、総合治安局は治安と安定の確保のために必要な措置を講じていると発表した。

シリア人権監視団によると、事態を受けて、内務省総合治安局がカルダーハ市内のパン製造所近くにある前政権時代の士官の住居を接収、若い男性ら10人あまりを逮捕した。

カルダーハ市での緊張は、総合治安局が検問所を設置しようとして住居を接収しようとしたことが発端で、これによって接収を拒む住民との間に戦闘が発生、市民3人が負傷した。

若者らの逮捕を受けて、住民数十人がカルダーハ市にある警察の分所近くで抗議デモを行い、若者らの釈放を求めた。

これに対して、内務省総合治安局は空砲で威嚇、増援部隊を派遣して鎮圧を試みた。

一方、シリア人権監視団によると、国防省部隊の車輌がカルダーハ市の自宅に戻ろうとしていたシリア軍の元海軍士官を、ラタキア市内の検問所近くで襲撃し、殺害した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、アイン・シャムス村で国防省部隊が和解プロセスに応じていない約40人を一斉逮捕した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーヒヤト・クドスィーヤー地区で、武装グループによって拉致されていた市民1人が遺体で発見された。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イドリブ市で、国防省部隊の兵士1人が自宅で何者かに殺害され遺体で発見された。

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アブー・カスラ暫定国防大臣は士官らと会談:シャルア暫定保健大臣は、欧州連合(EU)の使節団と会談(2025年2月26日)

国防省によると、ムルハフ・アブー・カスラ暫定国防大臣は、士官らと会談、軍事情勢の進捗や国防省への武装組織の統合プロセスについて意見を交わした。

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SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領の兄のマーヒル・シャルア暫定保健大臣は、欧州連合(EU)の使節団と会談し、医療分野での協力の方途について議論した。

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シャルア暫定大統領はシャイバーニー暫定外務在外居住者大臣とヨルダンを訪問し、国王アブドゥッラー2世や首脳らと会談(2025年2月26日)

シリア・アラブ共和国大統領府によると、アフマド・シャルア暫定大統領は、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣とともに、空路でヨルダンに向かい、首都ヨルダンのマルカ王立空港に到着、国王アブドゥッラー2世の出迎えを受けた。

シャルア暫定大統領はアブドゥッラー2世と二者会談を行い、両国にかかわる複数の問題について協議した。

続いて、シャルア暫定大統領とアブドゥッラー2世は、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣、ヨルダンの皇太子フサイン・ブン・アブドゥッラー2世、ジャアファル・ハッサーン首相、アイマン・サファディー外務大臣を加えて会談を継続した。

会談はバスマーン宮殿で行われた。

一連の旅程を終えたのち、大統領府は声明を出し、首脳会談において、すべての分野での協力の発展、連携を維持・強化するための共通のフォーマットの確定について議論、協力関係の進化し、連携を継続することを確認したと発表した。

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シリア民主軍の広報センターは、トルコ軍戦闘機がティシュリーン・ダム一帯、ダイル・ハーフィル市一帯、カラ・クーザーク橋一帯を爆撃するなか、シリア民主軍が侵攻を試みたシリア国民軍を撃退したと発表(2025年2月24日)

アレッポ県では、ANHAによると、シリア民主軍の広報センターは、トルコ軍戦闘機がティシュリーン・ダム一帯、ダイル・ハーフィル市一帯、カラ・クーザーク橋一帯を爆撃するなか、シリア民主軍が侵攻を試みたシリア国民軍を撃退したと発表した。

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ハサカ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍が25日深夜、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町一帯を砲撃した。

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『ナハール』:シャーム解放機構の組織が解体されておらず、赤鉢巻き(アサーイブ・ハムラー)など少なくとも4つの部隊が名前を代えて存続(2025年2月25日)

『ナハール』は、シャーム解放機構の組織が解体されておらず、赤鉢巻き(アサーイブ・ハムラー)など少なくとも4つの部隊が存続していると伝えた。

国防省部隊に統合された他の武装組織が組織そのものを解体されたのとは対照的に、旧シャーム解放機構の主力部隊は、組織名を変更し、これまで展開していたイドリブ県外にも部隊を展開させたものの、組織そのものは維持されているという。

同紙によると、赤鉢巻き部隊は共和国護衛隊、アビー・ビン・アビー・ターリブ旅団はダマスカス師団に名前を変更し、司令官には有力な外国員戦闘員が任命されている。

共和国護衛隊には、ヨルダン人のアブドゥッラフマーン・ハティーブ、ダマスカス師団には、トルコ人のウマル・ムハンマド・ジャフチがそれぞれ司令官に任命されている。

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トルコ軍戦闘機が午前10時頃、アイン・アラブ市近郊のビール・ハッスー村、ティーナ村を爆撃(2025年2月25日)

アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍戦闘機が午前10時頃、アイン・アラブ(コバネ)市近郊のビール・ハッスー村、ティーナ村を爆撃した。

ANHAによると、シリア民主軍は24日、ティシュリーン・ダム一帯、カラ・クーザーク橋一帯、ダイル・ハーフィル市一帯でトルコ軍、シリア国民軍の攻撃を迎撃し、戦闘員多数を殺傷、無人航空機4機を撃墜したと発表した。

ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)が21日に隊員1人がアレッポ市での任務遂行中に殉死したと発表した。

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ダマスカス県、イドリブ県、ダマスカス郊外県、ラタキア県、ヒムス県で前政権関係者や犯罪者の逮捕、殺人が相次ぐ(2025年2月25日)

ダマスカス県では、SANAによると、内務省総合治安局がカーブーン区のティシュリーン地区で、同局部隊を襲撃した前政権の「残党」の指名手配者を追跡するための掃討作戦を実施、容疑者らを逮捕した。

シリア人権監視団によると、これによって、内務省総合治安局とファウズィー・リヤー(ライリー)を名乗る前政権の「残党」が率いるグループが撃ち合いとなり、総合治安局の隊員1人が死亡した。

シリア人権監視団によると、リヤー(ライリー)を含む4人を逮捕した。

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イドリブ県では、SANAによると、カフルルースィーン村の警察がオートバイ窃盗団を逮捕した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ジャルマーナー市近郊で若い男性が何者かに銃で撃たれて、死亡した。

シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がジャブアディー村で和解プロセスに応じていなかった前政権協力者とされる4人を逮捕した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、1月に和解センターに向かう途中に誘拐され、消息を絶ったままだった男性が死亡、家族が遺体を引き取った。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市で内務省総合治安局の車輌が受けたのを受け、同治安局の部隊がムハージリーン地区で攻撃そ行ったとみられる男性の住居を強襲し、複数の住民を恣意的に逮捕した。

これに関して、『ワタン』は、ヒムス市のムハージリーン地区で深夜、内務省総合治安局のパトロール部隊が何者かによって包囲され攻撃を受けたが、同局の別の部隊が現場に駆け付け、包囲を解除、容疑者らを逮捕したと伝えた。

シリア人権監視団によると、ヒムス市のバルジーヤート地区で市民1人とその娘が自宅で正体不明の武装グループの襲撃を受け、殺害された。

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スワイダー県、アレッポ県、クナイトラ県、ダルアー県、タルトゥース県、ラタキア県、イスラエルのネタニヤフ首相が23日に、ダルアー県、スワイダー県、クナイトラ県の武装解除を要求したことに抗議するデモ(2025年2月25日)

SANAによると、スワイダー県スワイダー市のカラーマ広場、アレッポ県アレッポ市のサアドッラー・ジャービリー広場、クナイトラ県ハーン・アルナバ市、ダルアー県ダルアー市の3月18日広場、タルトゥース県タルトゥース市、ミスヤーフ市、ラタキア県ラタキア市で、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が23日に、ダルアー県、スワイダー県、クナイトラ県の武装解除を要求、シリアの新政権が同地に入るのを許さないと述べたことに抗議するデモが行われた。








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国民対話大会の2日目の議事が行われ、閉幕声明を発表:シリアの統一と主権の維持、イスラエルの侵略拒否、国家による武器独占、暫定憲法の即時制定、暫定立法評議会の即時設置などを確認(2025年2月25日)

SANAによると、国民対話大会の2日目の議事が首都ダマスカスの人民宮殿で行われた。

2日目の次第は以下の通り。

  • 9:00 参加者の出迎え
  • 9:30 開会の辞
  • 10:00 休憩
  • 10:30 各ワークショップの設置と議論
  • 2:00 昼食
  • 3:00 ワークショップの再開
  • 5:00 閉会式(総会、議論、閉幕声明読み上げ、閉会の辞)


開会の辞では、アフマド・シャルア暫定大統領とアスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣が演説を行った。

シャルア暫定大統領の演説の骨子は以下の通り。

シリアは経済、社会、政治において、苦痛、苦難、影響を耐え、ハイエナどもに蹂躙されてきた。だが、シリア革命が栄光ある勝利と偉大なる解放をもたらした。
シリアは今日、その民の不覚の間に奪われたが、再び本来の主である国民のもとに戻った。そして、今この国にとってもっとも必要な治療は、痛みを感じ取り、共に苦しむことにほかならない。
我々は忍耐をもって臨み、シリアにその限界を超える負担を強いてはならない。また、祖国の民すべてが自らの責務を果たすことは義務である。
シリア国民の成果を損なおうとする者が存在し、我々は、国家の安全と統一を乱し、シリアの苦難を私利私欲の機会へと変えようとする者すべてに対し、断固たる態度で臨まねばならない。
シリアの歴史は、過去1世紀にわたり幾多の試練と変革を経てきた。植民地支配の時代から政治的混迷の時期を経て、統一の試み、さらにはバアス党の時代、そしてアサド父子の統治へと至った。
国家の手のもとでの武器の統合と独占は、決して贅沢ではなく、義務であり責務である。
シリアは皆に呼びかけている。共に団結し、協力し、その傷を癒やし、痛みを和らげ、支え合うことを。シリアは、今後決して見捨てられることなく、忘れ去られることもなく、皆がその守護と発展に尽力することを、強く信じている。

シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣の演説の骨子は以下の通り:

シリアは過去数年間、異例の状況に直面してきた。それは、体制が引き起こした計画的な戦争にとどまらない。だが、数々の試練を経ても、解放後に圧力に屈することなく、開放と実効性のある外交に取り組んできた。
この間、シリアは重要な国際会議に出席し、国際政治の舞台での役割を回復する上で大きな一歩を踏み出した。
我々は、主権や国のアイデンティティが損なわれることを決して容認しない。そして、我々を支えてきた国々との関係を構築しつつ、シリア国民の意思を尊重する者には開かれた姿勢で臨む。
現在、シリアに対する制裁の解除に向けた取り組みを進め、新たな投資機会の創出に努めている。



続いて、国民対話大会準備委員会のマーヒル・アッルーシュ委員長が演説を行った。

演説の骨子は以下の通り:

準備段階では、高い能力を持つ国家的な人材や要人が参加し、シリアの新たな国家建設への強い意志を示す建設的な対話が交わされた。
シリア人どうしの対話はアサド体制の崩壊とともに始まり、自由と尊厳を基盤とする新たな時代を築くことが不可欠であった。
我々は、国内各地から集まった4,000人以上の人物の意見に耳を傾け、さらに700件の書面による提言を受け取った。その中で、シリア人の対話において特に重要性が浮き彫りとなったのは6つの主要な課題である。
本会議の議題は、移行期の正義、憲法制定、改革、自由、経済、市民社会に焦点を当てている。

その後、憲法制定、市民社会組織の役割、個人の自由と政治生活の諸問題、国家機関の改革と構築にかかるワークショップに別れて議論が行われた。







大会には、内外のシリア人6025人が出席した。

内訳はEU在住のシリア人が1112人、近隣諸国(トルコ、ヨルダン、レバノン)在住のシリア人1050人、アラブ湾岸諸国在住のシリア人889人、その他の外国在住のシリア人および国内在住のシリア人2974人。

また、SANAによると、フェイスブック(https://www.facebook.com/profile.php?id=61572965140788)、X(https://x.com/syriandc)、ワッツアップ(https://www.whatsapp.com/channel/0029Vb6aTU7KQuJTXqGBoq2y/)、テレグラム(https://t.me/NationalDialogueConference/)を通じて、大会開幕から5時間の間に1万人以上が意見を表明した。

閉会式では、シャルア暫定大統領、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣が参列するあなか、閉会声明が読み上げられた。

シリア国民対話大会閉幕声明
すべての社会階層の代表者が出席し、国益を最優先しようとする調和の取れた雰囲気のなか、本日、ダマスカスの人民宮殿においてシリア国民対話大会が開催された。共和国大統領による開会の辞の後、参加者はそれぞれの議論の場に分かれ、国の運命を左右する諸問題について透明性のある包括的な討議を行った。その結果、以下の18の決議が導き出された。
シリア・アラブ共和国の統一と完全な主権の維持。国家の分断や領土のいかなる一部の放棄も拒否し、一体性を堅持する。
イスラエルによるシリア領土への侵入の非難。これは国家主権への重大な侵害であり、即時かつ無条件の撤退を要求する。また、イスラエル首相による挑発的な発言を拒絶し、国際社会および地域機関に対し、シリア国民を支援し、侵略と人権侵害を阻止する責務を果たすよう求める。
国家の手による武器の独占と専門的な国軍の創設。すべての武装勢力は国家の枠組みの下に統制され、それ以外の武装組織は違法と見なす。
移行期に対応するための暫定憲法の迅速な制定。憲法上の空白を埋め、国家機関の迅速な機能回復を図る。
暫定立法評議会の早急な設置。効率性と公正な代表性の基準に基づき、立法機関の役割を担う機関を設立する。
憲法起草委員会の設立:恒久的な憲法案を策定し、権力の均衡を確保し、正義、自由、平等の価値を定着させ、法治国家を構築する。
自由の尊重と表現の権利の保障。シリア国民が血を流して獲得した自由を、社会の最も重要な価値として守る。
人権の尊重と社会的包摂の促進。女性の役割の強化、児童の権利保護、障がい者の支援、若者の社会参加を推進する。
国民としての平等の確立と差別の排除:人種・宗教・宗派に基づくあらゆる差別を否定し、機会均等を確保する。
移行期正義の実現:犯罪や人権侵害の責任者を裁き、司法制度を改革し、必要な法整備と適切なメカニズムを導入することで正義と権利回復を果たす。
社会的平和と共存の促進:すべての民族・宗教コミュニティ間の共存を確立し、暴力、扇動、報復を排除し、社会の安定と平和を強化する。
政治的発展の推進。すべての社会層の政治参加を確保するための法整備を進め、公正な基準に基づく政治的除外措置を適用する。
経済発展の促進。農業・工業セクターの成長を図り、投資の保護・促進政策を採用し、国民の需要に応え、国家の繁栄を支援する。
対シリア制裁の解除要求。体制崩壊後も続く国際制裁はシリア国民に直接的な負担を与え、復興や難民帰還の妨げとなっているため、解除を求める。
公共機関の改革とデジタル化の推進。行政機関の効率向上、汚職防止、職務怠慢の是正を図り、採用基準を国益・誠実性・能力に基づくものとする。
市民社会の役割の強化。市民社会団体の活動を支援し、復興プロセスにおける政府との連携を促進する。
教育制度の改革と発展。教育カリキュラムを改善し、学習格差を解消し、質の高い教育を確保する。また、職業教育を推進し、雇用創出と技術革新を結びつける。
対話文化の促進と透明性の確保。シリア社会における対話を継続し、そのための適切なメカニズムを確立する。準備委員会は、対話会議での意見・提案をまとめた詳細な報告書を発表する予定である。
本声明は、自由のために命を捧げた殉教者たち、負傷者、拘束された者、行方不明者、難民、そしてその家族の犠牲に敬意を表し、シリア国民全体に捧げる誓約である。これは、自由、正義、法の支配に基づく新たなシリア国家の建設に向けた礎石となるものであり、すべての関係勢力が遵守すべき国民的憲章である。




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SANAによると、サウジアラビア、湾岸協力会議(GCC)事務総長、カタール、クウェートが大会開催に歓迎の意を示した。



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ダマスカス郊外県、ヒムス県、ラタキア県、タルトゥース県、アレッポ県で前政権関係者の逮捕と殺人が続く(2025年2月24日)

ダマスカス郊外県では、「シリア革命の咆哮者たち」シリア人権監視団によると、ジュダイダト・アルトゥーズ町で国防省部隊が軍事情報局パレスチナ課の「シャッビーハ」のアブドゥッラー・ナーズィム・カラフ容疑者を逮捕した。

一方、シリア人権監視団によると、正体不明の武装グループがフーシュ・アラブ村で内務省総合治安局の部隊を襲撃、1人を殺害した。

シリア人権監視団によると、武装グループがサイイダ・ザイナブ町にあるザイイダ・ザイナブ廟を強襲した。

シリア人権監視団によると、スバイナ町昨日で集団墓地が発見され、少なくとも20人の遺体が回収された。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、軍服姿の武装した男性が、ヒムス市アダウィーヤ地区で白昼に若い男性1人を誘拐、家族は内務省総合治安局と国防省に捜査を依頼した。

シリア人権監視団によると、前日に内務省総合治安局のメンバーと見られる覆面姿のグループによって拉致されていた住民1人が遺体で発見された。

シリア人権監視団によると、ヒムス市で覆面姿の内務省総合治安局隊員と見られるグループが放送テレビ・センターのセンター長を誘拐した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、前日にラタキア市ジュムフーリーヤ通りで発生した国防省部隊車輛への襲撃事件を受けて、若い男性のグループが警察署前でデモを行い、背後にアラウィー派がいるとして、アラウィー派宗徒を脅迫するような発言を連呼した。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、国防省部隊がバーニヤース市で、和解プロセスに応じていないバアス党の元指導部メンバーや党員を摘発するための活動を開始した。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機が、クナイトラ県とダルアー県の上空で低空飛行を繰り返した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、フライターン市出身の住民1人が正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。

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国民対話大会が開幕し、参加者の懇談会が催される(2025年2月24日)

SANAによると、国民対話大会準備委員会のマーヒル・アッルーシュ委員長は、2月24日と25日に大会を開催すると発表した。

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SANAによると、開催に先だって、議事進行チームが打ち合わせを行った。

その後、国民対話大会が開幕し、参加者どうしの関係構築のための懇談会が行われた。



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なお、トルコを拠点とするシリア・テレビは22日、複数の独自筋の話として、国民対話大会の第1回会合が2月24~25日に開催される予定だと伝えていた。

同筋によると、24日は参加者どうしの関係構築、25日は①移行期正義、②憲法起草と国家機関の創設、③個人の自由、④人間の生活、⑤市民社会組織の役割、⑥経済原則について議論が行われる予定で、各県から合わせて約600人が出席する見込みだという。

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イスラエルのネタニヤフ首相がダルアー県、スワイダー県、クナイトラ県の武装解除を要求したのを受け、ダルアー県、クナイトラ県、スワイダー県、ダマスカス駅で抗議デモ:シャルア暫定大統領はドゥルーズ派の名士、名望家と会談(2025年2月24日)

シリア・アラブ共和国大統領府によると、アフマド・シャルア暫定大統領は、ドゥルーズ派の名士、名望家と会談した。

会談は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が23日に、南部のダルアー県、スワイダー県、クナイトラ県の武装解除を要求、シリアの新政権が同地に入るのを許さないと述べたことを受けたもの。

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『ワタン』によると、ダルアー県ダルアー市、クナイトラ県、スワイダー県スワイダー市カラーマ広場、ダマスカス駅ヒジャーズ駅前で、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が23日に、ダルアー県、スワイダー県、クナイトラ県の武装解除を要求、シリアの新政権が同地に入るのを許さないと述べたことに抗議するデモが行われた。






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EUはエネルギーおよび交通部門における制裁措置を一時停止、5つの団体を資金および経済資源の凍結対象リストから削除(2025年2月24日)

EU理事会は声明を出し、シリア情勢を鑑み、エネルギーと交通いった部門で、シリアの人々や企業との関与を促進し、これらの分野や、人道支援、復興に必要な金融・銀行取引を円滑にすることを目指して以下の制裁を緩和することを決定したと発表した。

  • エネルギー(石油、ガス、電力を含む)および交通部門におけるセクター別制裁措置を一時停止する。
  • 5つの団体(産業銀行、人民信用銀行、貯蓄銀行、農業協同銀行、シリア・アラブ航空)を、資金および経済資源の凍結対象リストから削除するとともに、シリア中央銀行に対して資金および経済資源を利用できるようにする。
  • シリアの銀行と、加盟国の金融機関との間での銀行取引禁止に対する特定の免除を導入し、エネルギーおよび交通部門に関連する取引や、人道的および復興目的の取引を可能にする。
  • 現行の人道的免除の適用を無期限に延長する。
  • シリアへの贅沢品輸出禁止に対する個人的使用の免除を導入する。

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SANAによると、外務在外居住者省は声明を出し、EUによる制裁の部分解除に歓迎の意を示した。

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シリア民主軍はティシュリーン・ダムおよびカラ・クーザーク橋などに対するトルコ軍とシリア国民軍の攻撃を阻止、無人航空機を撃墜(2025年2月23日)

アレッポ県ではANHAによると、シリア民主軍がティシュリーン・ダムおよびカラ・クーザーク橋などに対するトルコ軍とシリア国民軍の攻撃を阻止、無人航空機を撃墜した。

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ヒムス県、ハマー県、ラタキア県などで殺人が相次ぐ(2025年2月23日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装グループがカブー町近郊のアウスィーヤ農場で、23歳の男性を銃で撃って殺害した。

シリア人権監視団によると、県西部の農村地帯での前政権の「残党」との戦闘で負傷していた国防省部隊の兵士1人が死亡した。

ヒムス県は、フェイスブックで、内務省総合治安局がレバノンに武器を密輸しようとしていた2人組を逮捕したと発表した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市とヒムス県のヒムス市を結ぶ高速道路(M5高速道路)で、正体不明の武装グループが市民1人を殺害した。

シリア人権監視団によると、ムーサー・ハウラ村で正体不明の武装グループが若い男性の首をはねて殺害した。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、タルトゥース市の交通課裏の公園に何者かが手りゅう弾を投げ込んだ。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、何者かがラタキア市のジュムフーリーヤ(共和国)通り近くえ国防省部隊の車輌を狙って発砲、兵士1人が死亡、子ども複数人を含む民間人が負傷した。

シリア人権監視団によると、27日に襲撃を受けて重傷を負っていた兵士1人が死亡した。

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ダマスカス県では、SANAによると、アブドゥッラフマーン・ダッバーグ治安局長が、アフィーフ地区で前日に発生した宝石職人の殺人事件への捜査を開始し、犯人を逮捕したと発表した。

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SANAによると、イドリブ県の警察部長が、内務省が同県において、無差別な発砲事件を抑えるために部隊を展開させ、2月以降100以上の事件に対応したと発表した。

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SANAによると、税関パトロール部隊が各県の主要幹線道路に展開を開始した。

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シャルア暫定大統領の兄のマーヒル・シャルア暫定保健大臣は在外シリア人医療連盟(SEMA)と使節団と会談(2025年2月23日)

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領の兄のマーヒル・シャルア暫定保健大臣は、在外シリア人医療連盟(SEMA)と使節団と会談し、医療分野での支援の方途について議論した。

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シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣はカタールを訪れ、ムハンマド首相兼外務大臣、ハリーフィー外務担当国務大臣と会談(2025年2月23日)

SANAによると、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣はカタールの首都ドーハを訪れ、ムハンマド・ビン・アブドゥッラフマーン・ビン・ジャースィム・アール・サーニー首相兼外務大臣、ムハンマド・ビン・アブドゥルアズィーズ・ハリーフィー外務担当国務大臣と会談した。

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国民対話大会準備委員会は情報省本舎で記者会見を行い、対話会合の成果にかかる声明を発表(2025年2月23日)

SANAによると、国民対話大会準備委員会は情報省本舎で記者会見を行い、対話会合の成果にかかる声明を発表した。

委員の1人であるフダー・アタースィー氏によって読み上げられた声明の内容は以下の通り。

国民対話大会に向けた準備の一環として、シリア国内のすべての県で30回以上の会合が行われ、シリア社会の多様な構成主体が代表されることを保証した。
移行期間に相応しい暫定憲法宣言の発表、同期間に適した経済計画の策定、政府機関の再構築、市民の機関運営への参加、治安と安定の強化の必要が再三にわたって求められた。
意見の相違はあったものの、多様性がシリア人が対話し、共存する能力を示す健全な兆候とみなされ、旧体制が押し付けようとしたものとは異なり、多様性こそがシリア人の力の源であるとの念を強めた。
対話は単なる大会や過渡的な取り組みではなく、国民的課題を段階的かつ責任を持って解決する持続的なアプローチであり、我々は、会合を通じて、シリアのさまざまなエリートの中で、高度で責任感のある愛国的な精神があり、それが国民対話大会の意義と準備作業を支持していると明確に感じ取った。
大会は実務的な性格を有し、それは、本委員会が様々な社会階層と行った会合から抽出された問題を扱う活動や専門的な作業部会を含むことになる。各部会には専門家や関心を持つ人々が参加し、深い議論を行い、実現可能な解決策を見つけることになる。
この大会は、長い国民的な道のりの第一歩であり、そこでは、シリアの新しい国民アイデンティティを構築するための継続的な行動が求められ、国民の平和を守り、シリア国民の犠牲に相応しい未来への期待が実現される。
会合を通じて、我々は、シリア人の間に広範な合意が形成され、それによって委員会の作業が円滑になり、移行正義、憲法制定、制度改革、経済改革、シリアの領土の一体性、基本的な自由、個人の自由、政治的自由が優先事項であることを感じ取った。
約4000人の男性・女性が会合に参加し、さまざまな意見を聴くため、多くの対話を行った。委員会はそこで、2200以上の意見に耳を傾け、700を超える書面での意見を受け取った。
この努力に貢献し参加したすべての人々に謝意を示し、シリアとその未来のためにすべてのシリア人がこの過程に参加することを呼びかける。


また、記者会見のなかで、ハサン・ダギーム報道官は以下の通り述べた。

本日より、シリア国内外の大会参加者への招待が始められ、その後、会議の開催地が決定される。 国民対話(大会)の勧告は、単なる助言や形式にとどまらず、憲法宣言、経済アイデンティティ、制度改革計画の策定の基盤となる。 委員会は批判を踏まえて、そのプログラムを修正した。会合はさまざまな階層、とりわけ東部地域の階層を含むかたちで開催され、犠牲者の遺族、富所素は、逮捕者をも代表することになる。 移行政府の樹立は、国民対話の過程とは必ずしも同時並行で行われる必要はないが、国民対話(大会)開催後に行われ、会合で提案された内容を有効に活用できるようになる。


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トルコの占領下にある「平和の泉」地域(ハサカ県)で、シリア国民軍の憲兵隊がスルターン・スライマーン・シャー師団とともに、同地域から出身地に帰還しようとしていたハムザ師団のメンバー4人を逮捕(2025年2月22日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にある「平和の泉」地域で、シリア国民軍の憲兵隊がスルターン・スライマーン・シャー師団(アムシャード師団)とともに、同地域から出身地に帰還しようとしていたハムザ師団のメンバー4人を逮捕した。

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