イスラエル軍は南部への地上侵攻を繰り返す一方、前日に続いてヒムス県を爆撃(2025年3月22日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、装甲車などからなるイスラエル軍地上部隊がイッシャ村に侵攻した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍地上部隊はまた、ウンム・アザーム村に侵攻し、一家4人を逮捕した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、装甲車などからなるイスラエル軍地上部隊が、ヤルムーク渓谷のマアリーヤ村に侵攻した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機はレバノン国境に近いフーシュ・サイイド・アリー村のムハイビル橋を爆撃した。

これにより、2025年に入ってからのイスラエル軍の攻撃は33回(爆撃31回、砲撃2回)となった。

一連の攻撃で、アフマド・シャルア暫定政権の国防軍部隊の兵士5人、民間人5人、レバノン人2人の合計12人が死亡、武器弾薬貯蔵施設、指揮所、拠点、車輌など42の標的が破壊された。

県別の内訳は以下の通り:
アレッポ県1回
ダマスカス郊外県9回(民間人1人、レバノン人2人、兵士2人死亡)
スワイダー県3回
ヒムス県5回
クナイトラ県4回(民間人1人、兵士2人死亡)
ダルアー県6回(民間人3人、兵士1人死亡)
タルトゥース県1回
ダマスカス県2回

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ダマスカス郊外県では、ムラースィルーン(Syrian Reporters)によると、イスラエル軍が、ナジュハー村の軍事拠点複数ヵ所と士官宿舎を爆撃した。

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