国連安保理でシリア情勢への対応をめぐる会合では、ロシア、フランス、A3プラス・グループ(国連安保理非常任理事国のアフリカ諸国など)、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表がイスラエルによるダルアー県での砲撃などの攻撃、シリア領内の不法占拠を非難した。
一方、ペデルセン特使は、宗派主義的、復讐的な重大な人権侵害について懸念を表明、加害者の特定に向けたさらなる調査を求めた。
中国は、アフマド・シャルア暫定政権に対して、安保理が指定しているすべてのテロ組織への厳正な措置をとるよう求めた。
米国も、アフマド・シャルア暫定政権に対して、外国人戦闘員の即時排除を要求するとともに、クルド人、ドルーズ派、アラウィー派、キリスト教徒の参加を含む政治的包摂の必要性を強調した。
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