『ハヤート』(11月18日付)は、複数の消息筋からの情報として、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表がジュネーブ合意(2012年)の原則に囚われない紛争解決案を策定したと報じた。
同報道によると、デミストゥラ共同特別代表の紛争解決案は人道的対話センターに対して定期したもので、以下の3点を骨子とする、という。
1. 移行プロセスや権力分有ではなく、戦闘中止による紛争解決。
2. 地方自治府の権限を強化し、分権国家としてシリアを承認。
3. アサド大統領退陣を前提条件とせず、国際的な監視・保証のもとでの政治プロセスを通じた紛争解決。
AFP, November 17, 2014、AP, November 17, 2014、ARA News, November 17, 2014、Champress, November 17, 2014、al-Hayat, November 18, 2014、Kull-na Shuraka’, November 17, 2014、al-Mada Press, November 17, 2014、Naharnet, November 17, 2014、NNA, November 17, 2014、Reuters, November 17, 2014、SANA, November 17, 2014、UPI, November 17, 2014などをもとに作成。
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