米NCTC所長「外国人戦闘員が未曾有の勢いで大量にシリアに流入」(2015年2月11日)

米国家テロ対策センター(NCTC)のニコラス・ラスムセン所長は、米下院国土安全保障委員会での公聴会で、外国人戦闘員が「未曾有の勢い」で大量にシリアに流入していると明らかにした。

ラスムセン所長によると、世界各地から2万人以上の戦闘員が自発的にダーイシュ(イスラーム国)をはじめとするジハード主義武装集団に加入しているという。

NCTC推計によると、これまでに90カ国以上から2万人を超える戦闘員としてシリアへ渡り、うち少なくとも3,400人が欧米人で、米国人は150人以上だという。

NCTCは2015年1月に約1万9000人という推計を発表していたが、今回の数字はこれを上回った。

最近渡航した外国人戦闘員の大半は、シリアとイラクでダーイシュに参加したものとみられ、その数は「増加傾向は明らかであり、懸念される」という。

AFP(2月11日付)などが伝えた。

AFP, February 11, 2015、AP, February 11, 2015、ARA News, February 11, 2015、Champress, February 11, 2015、al-Hayat, February 12, 2015、Iraqi News, February 11, 2015、Kull-na Shuraka’, February 11, 2015、al-Mada Press, February 11, 2015、Naharnet, February 11, 2015、NNA, February 11, 2015、Reuters, February 11, 2015、SANA, February 11, 2015、UPI, February 11, 2015などをもとに作成。

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