シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表「アサド大統領は暴力を軽減するための解決策の一部」(2015年2月13日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表は、ウィーンでオーストリア外務大臣と会談し、アサド政権がシリア国内の広範な地域を支配し続けているとしたうえで、「アサド大統領は暴力を軽減するための解決策の一部」と述べた。

デミストゥラ共同特別代表の報道官を務めるジュリエット・トゥーマー女史は、『ハヤート』(2月14日付)に対して、同代表が「アサド大統領とシリア政府は、シリアで暴力と人道的悲劇を停止する解決策に至るために貢献しなければならない」と述べた。

トゥーマー女史はまた、デミストゥラ共同特別代表が、2012年のジュネーブ合意を、シリアの危機の政治的解決の起点であることを強調し、現在、アレッポ市での「戦闘中止」イニシアチブを推し進めていることを明らかにした。

AFP, February 13, 2015、AP, February 13, 2015、ARA News, February 13, 2015、Champress, February 13, 2015、al-Hayat, February 14, 2015、Iraqi News, February 13, 2015、Kull-na Shuraka’, February 13, 2015、al-Mada Press, February 13, 2015、Naharnet, February 13, 2015、NNA, February 13, 2015、Reuters, February 13, 2015、SANA, February 13, 2015、UPI, February 13, 2015などをもとに作成。

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