クッルナー・シュラカー(2月14日付)は、ダイル・ザウル市匿名筋の話として、ダーイシュ(ダーイシュ)が、ダイル・ザウル県内での戦闘の「最前線」にシリア人戦闘員を配する一方、外国人戦闘員を「後方の前線」に移動する、という新たな軍事戦略を採用している、と伝えた。
またダーイシュは、「最前線」やイラクへの派兵を拒否するシリア人戦闘員を処刑すると脅迫しているのだという。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、ヒシャーム村近郊のCONOCOガス工場の石油配給責任者のチュニジア人を横領罪で処刑した。
処刑は「数日前」に行われていたという。
また米国など有志連合は、マリーイーヤ村、ダイル・ザウル航空基地に近いブー・ウマル村などを空爆、これと並行するかたちでシリア軍、国防隊がダイル・ザウル航空基地周辺、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区でダーイシュと戦闘、アイヤーシュ村のダーイシュ拠点などを砲撃した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、北の太陽大隊、ラッカ革命家戦線の支援のもと、アイン・アラブ市郊外一帯でのダーイシュ(イスラーム国)掃討を続け、14日時点で162カ村を制圧した。
これに関して、ドゥラル・シャーミーヤ(2月14日付)によると、ユーフラテス火山作戦司令室所属のユーフラテスの獅子運動が、北の太陽大隊の支援を受け、アイン・アラブ市郊外の4カ村からダーイシュを放逐、同地を制圧した。
ユーフラテスの獅子運動が制圧したのは、バルジャム村、クーバルク村、バスティーク村、下クーシュリー村。
一方、ARA News(2月15日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊はシュユーフ・タフターニー町周辺の戦略的要衝であるタッル・フーカルからダーイシュ(イスラーム国)を放逐、同地を制圧した。
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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、カーミシュリー市南東部郊外、南部郊外(タッル・アフマド地区)、ハサカ市西部郊外のダーイシュ(イスラーム国)拠点などを砲撃・空爆した。
一方、SANA(2月14日付)によると、カーミシュリー市南部郊外のタッル・サティーフ、タッル・アフマド、タワーリージュ、タクタク交差点で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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有志連合合同司令部によると、米国など有志連合は、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して13回にわたって空爆を行った。
うち9回がイラク、4回がシリアに対するものだという。
AFP, February 14, 2015、AP, February 14, 2015、ARA News, February 14, 2015、February 15, 2015、Champress, February 14, 2015、al-Durar al-Shamiya, February 14, 2015、al-Hayat, February 15, 2015、Iraqi News, February 14, 2015、Kull-na Shuraka’, February 14, 2015、al-Mada Press, February 14, 2015、Naharnet, February 14, 2015、NNA, February 14, 2015、Reuters, February 14, 2015、SANA, February 14, 2015、UPI, February 14, 2015などをもとに作成。
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