潘事務総長が国連総会演説で、ロシア外務副外相の提唱した「連絡グループ会合」に同調(2015年9月28日)

国連の潘基文事務総長は、各国首脳らによる一般教書演説に先立って国連総会で演説した。

シリア情勢に関して、潘事務総長は以下のように述べ、ロシアのミハエル・ボグダノフ外務副大臣が提唱した米、ロシア、サウジアラビア、トルコ、エジプトの5カ国による連絡グループ設置への支持を表明した。

「シリア人は、抑圧、過激主義、破壊、恐怖ゆえに、自分たちの国、そして家を離れようとしている。安保理などでの4年にわたる外交麻痺は、シリアの危機を制御不能にすることを許してしまった」。

「紛争を終わらせる責任は何よりもまず、戦いを行っているシリアの当事者にある。彼らこそが、自分たちの国を廃墟にしようとしている者たちだ」。

「しかし、シリア国内だけで解決策を求めるだけでは不十分だ。戦いはまた、地域諸国やそこでの対立関係によって突き動かされている。武器と資金がこの国に流入していることで、火に油が注がれてしまっている」。

「私が任命した共同特別代表(スタファン・デミストゥラ氏)は、平和的解決の基礎を確立すべく可能なすべてのことを行っている。今こそ、彼以外、とりわけ安保理と重要な地域のアクターたちが踏み出す時だ。とくに5カ国がカギを握っている。ロシア、米国、サウジアラビア、イラン、トルコだ。お互いに妥協しない限りにおいて、現場での変化を期待しても無駄だ」。

「無実のシリア人がさらなる「樽爆弾」とテロの代償を払うことになる。残虐な犯罪を免れることはできない。我々は国際刑事裁判所に問題を付託すべきだ」。


AFP, September 28, 2015、AP, September 28, 2015、ARA News, September 28, 2015、Champress, September 28, 2015、al-Hayat, September 28, 2015、Iraqi News, September 28, 2015、Kull-na Shuraka’, September 28, 2015、al-Mada Press, September 28, 2015、Naharnet, September 28, 2015、NNA, September 28, 2015、Reuters, September 28, 2015、SANA, September 28, 2015、UPI, September 28, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

カテゴリー: シリア政府の動き, 反体制勢力の動き, 国内の暴力, 諸外国の動き パーマリンク