キャメロン英首相「アサドと共にダーイシュに対抗することは正しいことで、行われていないとしても、うまくは行かないだろう」(2015年9月29日)

英国のデヴィッド・キャメロン首相はCBS(9月29日付)のインタビュー番組(http://www.cbsnews.com/videos/british-pm-cameron-teaming-up-with-assad-to-defeat-isis-is-phony-solution/)に出演した。

シリア情勢に関して、キャメロン首相は「もっとも難解な問題」だとしたうえで、以下のように述べた。

「現下の問題は、ロシアとイランが、アサドのいないシリアの国家の最終的なありようについて熟慮していないことだ…。IS(ダーイシュ(イスラーム国)がアサドより悪いと考えている人がいることを知っている。だからといって、我々はアサドと何らかのかたちで交渉して、共にISに対抗すべきではないのか。それは魅力的な話だが、もしたとえそれが、行うべき正しいことでありにもかかわらず行われていないとしても、うまくは行かないだろう。我々は、ISとアサドから解放されたシリアを必要としている」。

「米国の主張に私は同意しているが、それは移行する必要があるというものだ。しかし、明白なのは、移行期の最後には、アサドはシリアの元首ではあり得ないということことだ。そのようなことがあったら、ことはうまく進まないだろう」。

「我々がロシアやイランとどれほどの隔たりがあろうと、この2カ国はシリアで起きていることに影響を及ぼすことができ、我々は、異なった指導者が指導する新たなシリアが必ずしもこれらの国の国益に反しないと確信している。いや、それは、ISの排除の助けになるだろう」。

「我々は「穏健な反体制派」を教練してきた。しかし、我々の教練は十分ではなく、彼らも成功を収めていないし、そのプレゼンスも十分ではない」。

「彼(アサド大統領)は、驚愕すべきこと、数十万という自国民の虐殺をしたし、数百万が避難している。私見では、彼は国際法に違反しており、去らねばならない」。

AFP, September 29, 2015、AP, September 29, 2015、ARA News, September 29, 2015、CBS, Septmeber 29, 2015、Champress, September 29, 2015、al-Hayat, September 30, 2015、Iraqi News, September 29, 2015、Kull-na Shuraka’, September 29, 2015、al-Mada Press, September 29, 2015、Naharnet, September 29, 2015、NNA, September 29, 2015、Reuters, September 29, 2015、SANA, September 29, 2015、UPI, September 29, 2015などをもとに作成。

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