ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は記者会見で、「自由シリア軍」との連絡を行うためのチャンネルを開設する用意があるが、米国が「自由シリア軍」に関する情報を開示しようとしないと述べた。
ラブロフ外務大臣は、チャンネル開設に向けて、米政府に「自由シリア軍」に関するデータ、具体的には「自由シリア軍がどこにおり、誰が指導しているのかといった情報」の提示を要請したが、「我々はまだ何らの情報も得ていない」と述べ、米国からの回答がなされていないことを明らかにした。
そのうえで、「自由シリア軍は想像上の組織以外の何ものでもない」と指摘、「シリア軍のみがシリア全土でダーイシュ(イスラーム国)と戦うことができる軍だ」と述べた。
一方、イラクでのダーイシュに対する空爆については、イラク政府から正式な要請は受けていないと述べ、空爆実施の可能性を否定した。
AFP, October 5, 2015、AP, October 5, 2015、ARA News, October 5, 2015、Champress, October 5, 2015、al-Hayat, October 6, 2015、Iraqi News, October 5, 2015、Kull-na Shuraka’, October 5, 2015、al-Mada Press, October 5, 2015、Naharnet, October 5, 2015、NNA, October 5, 2015、Reuters, October 5, 2015、SANA, October 5, 2015、UPI, October 5, 2015などをもとに作成。
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