シリア国民連合は英外相と会談し「シリアの未来においてアサドの居場所はない」ことを確認(2015年11月5日)

シリア革命反体制勢力国民連立のハーリド・ハウジャ代表は英国を訪問し、フィリップ・ハモンド外務大臣と会談、シリア情勢への対応について協議した。

『ハヤート』(11月6日付)によると、会談で両者は、政治転換に向けた交渉が紛争解決の唯一の方法と位置づけたうえで、「シリアの未来においてアサドの居場所はない」ことを確認した。

また両者は、シリア政府による「樽爆弾」の無差別使用など、民間人への攻撃を停止させる必要を強調するとともに、ロシアの空爆がダーイシュ(イスラーム国)を強化するという逆効果をもたらすと批判した。

さらに、シリア革命反体制勢力国民連立が引き続き、穏健な反体制派と連携する努力を継続することが重要だとの点で合意した。
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RT(11月5日付)によると、ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、「

ハウジャ議長には、「自由シリア軍」の法務顧問を名乗るウサーマ・アブー・ザイド氏、連立政治委員会メンバーらが同行した。

AFP, November 5, 2015、AP, November 5, 2015、ARA News, November 5, 2015、Champress, November 5, 2015、al-Hayat, November 6, 2015、Iraqi News, November 5, 2015、Kull-na Shuraka’, November 5, 2015、al-Mada Press, November 5, 2015、Naharnet, November 5, 2015、NNA, November 5, 2015、Reuters, November 5, 2015、SANA, November 5, 2015、UPI, November 5, 2015などをもとに作成。

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