シリアの反体制派は14日のウィーン3会議での合意をめぐり賛否両論(2015年11月15日)

シリア国内などで活動する民主的変革諸勢力国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーズ代表は、14日のウィーン3会議で参加国が合意した停戦・移行プロセスに関して、「政治的解決に向けた道」に沿ったものだとしたうえで、「ウィーンで行われていることに我々は同意している」と支持を表明した。

これに対し、トルコのイスタンブールで活動するシリア革命反体制勢力国民連立のサミール・ナッシャール氏は、14日のウィーン3会議で参加国が合意した停戦・移行プロセスに関して、「失望に値するもので非現実的」だとしたうえで、「シリア国民の願望に沿っていないために多くの困難に直面するだろう」と述べた。

『ハヤート』(11月16日付)が伝えた。

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一方、シリア国外で活動するシリア国民建設潮流は声明を出し、14日のウィーン3会議で参加国が合意した停戦・移行プロセスに関してに歓迎の意を表した。

AFP, November 15, 2015、AP, November 15, 2015、ARA News, November 15, 2015、Champress, November 15, 2015、al-Hayat, November 16, 2015、Iraqi News, November 15, 2015、Kull-na Shuraka’, November 15, 2015、al-Mada Press, November 15, 2015、Naharnet, November 15, 2015、NNA, November 15, 2015、Reuters, November 15, 2015、SANA, November 15, 2015、UPI, November 15, 2015などをもとに作成。

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