スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表はリヤド、ダマスカスに続いて、イランの首都テヘランを訪問し、モハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣と会談、1月25日開催予定のジュネーブ3会議への対応について意見を交わした。
IRNA(1月10日付)によると、会談でザリーフ外務大臣は、ニムル・ニムル師処刑に端を発するイラン・サウジアラビア関係の緊張をシリアの紛争に結びつけ、「危機解決に影響を及ぼそうとしている」と批判した。
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しかし、サウジアラビアのアーディル・ジュバイル外務大臣は記者会見で、イランとの関係悪化が、シリアの紛争解決に向けた取り組みに影響を及ぼすことはないと述べた。
AFP, January 10, 2016、AP, January 10, 2016、ARA News, January 10, 2016、Champress, January 10, 2016、al-Hayat, January 11, 2016、Iraqi News, January 10, 2016、IRNA, January 10, 2016、Kull-na Shuraka’, January 10, 2016、al-Mada Press, January 10, 2016、Naharnet, January 10, 2016、NNA, January 10, 2016、Reuters, January 10, 2016、SANA, January 10, 2016、UPI, January 10, 2016などをもとに作成。
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