シリア外務在外居住者省はジャブラ市とタルトゥース市での連続自爆テロに関してシャーム自由人イスラーム運動の犯行と国連に報告(2016年5月23日)

シリア外務在外居住者省は、ジャブラ市とタルトゥース市で発生した連続爆破テロの発生を受け、国連事務総長と安保理議長に書簡を送った。

書簡のなかで、外務在外居住者省は、タルトゥース市での連続爆破テロに関して「テロ組織「シャーム自由人(イスラーム運動)がこれらの卑劣な行為を実行したと発表した」と断じる一方、ジャブラ市での連続爆破テロについては「武装テロ集団が実行した」と報告した。

そのうえで外務在外居住者省は「シリアの都市、町、村に対する武装テロ集団の体系的テロ行為の一環をなし、リヤド、アンカラ、ドーハの「憎しみと過激思想の体制」が…ジュネーブ会議…、敵対行為停止合意(停戦)を反故にするために情勢を悪化させようとしている」と非難した。

なお、シャーム自由人イスラーム運動は事件への関与を示す声明は出していない。

AFP, May 23, 2016、AP, May 23, 2016、ARA News, May 23, 2016、Champress, May 23, 2016、al-Hayat, May 24, 2016、Iraqi News, May 23, 2016、Kull-na Shuraka’, May 23, 2016、al-Mada Press, May 23, 2016、Naharnet, May 23, 2016、NNA, May 23, 2016、Reuters, May 23, 2016、SANA, May 23, 2016、UPI, May 23, 2016などをもとに作成。

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