YPG主体のシリア民主軍報道官はラッカ市攻略の可能性を否定(2016年5月25日)

24日に「北ラッカ解放作戦」の開始を宣言していた西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のタラール・サッルー報道官(大佐)はアフバール・アーン(5月26日付)を通じて声明を読み上げ、そのなかで、同作戦の第一目標がラッカ市北部の郊外一帯の解放だとしたうえで、「次の目標が必ずしもラッカにおけるダーイシュ(イスラーム国)の本拠地になるとは限らない」と述べ、ラッカ市攻略の可能性を否定した。

AFP, May 26, 2016、Akbar al-An, May 25, 2016、AP, May 26, 2016、ARA News, May 26, 2016、Champress, May 26, 2016、al-Hayat, May 27, 2016、Iraqi News, May 26, 2016、Kull-na Shuraka’, May 26, 2016、al-Mada Press, May 26, 2016、Naharnet, May 26, 2016、NNA, May 26, 2016、Reuters, May 26, 2016、SANA, May 26, 2016、UPI, May 26, 2016などをもとに作成。

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