イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がイドリブ市各所を空爆し、子供5人を含む34人が死亡した。
またマアッラト・ヌウマーン市でも戦闘機が空爆を実施、子供4人、女性1人を含む6人が死亡した。
イドリブ市、マアッラト・ヌウマーン市はいずれもシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍所属組織の支配地。
一方、SANA(6月12日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線などからなるファトフ軍がカファルヤー町、フーア市を砲撃し、3人が死亡した。
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この空爆を受け、ファトフ軍の事実上の統括者のサウジアラビア人説教師のアブドゥッラー・ムハイスィニー氏はインターネットを通じて音声メッセージを出し、前日のファトフ軍シューラー評議会の決定から一転、カファルヤー町、フーア市を砲撃するよう呼びかけた。
2月27日に発効した米・ロシアによる敵対行為停止合意において、ダーイシュとシャームの民のヌスラ戦線は適用対象外とされている。
AFP, June 12, 2016、AP, June 12, 2016、ARA News, June 12, 2016、Champress, June 12, 2016、al-Hayat, June 13, 2016、Iraqi News, June 12, 2016、Kull-na Shuraka’, June 12, 2016、al-Mada Press, June 12, 2016、Naharnet, June 12, 2016、NNA, June 12, 2016、Reuters, June 12, 2016、SANA, June 12, 2016、UPI, June 12, 2016などをもとに作成。
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