米大統領選挙で勝利した共和党候補のドナルド・トランプ氏は、『ウォール・ストリート・ジャーナル』(11月11日付)のインタビューに応じ、そのなかで、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領から「素敵な」書簡を受け取り、近く電話会談を行う予定だとしたうえで、バラク・オマバ米政権時代の対シリア政策を転換する意向を示した。
トランプ氏は「シリアに関して、多くの人とは反対の意見を持っている…。あなたはシリアと戦っており、シリアはISIS(ダーイシュ(イスラーム国)と戦っていて、あなたはISISを排除しなければならない。ロシアはシリアと同盟関係にあって、我々のせいで強力になりつつあるイランもシリアと同盟関係にある。我々はシリアの反体制派を支援しているが、反体制派が誰なのかまったく承知していない…。我々はロシアとの戦い、シリアとの戦いをおしまいにする」と述べた。
The Wall Street Journal, November 11, 2016をもとに作成。
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