トルコ軍の爆撃によると思われる爆発が西クルディスタン移行期民政局税関局の検問所(アフリーン市近郊)で発生する一方、アフリーン市中心街で爆破テロ発生、合わせて20人弱が死亡(2016年11月13日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局の拠点都市であるアフリーン市南西部のガズワーニーヤ村にある西クルディスタン移行期民政局アレッポ地区税関局検問所で早朝に爆発が発生し、少なくとも12人が死亡した。

これに関して、クッルナー・シュラカー(11月14日付)は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の隊員少なくとも50人が死傷したと伝えた。

シリア人権監視団によると、爆発の原因は不明だが、ARA News(11月13日付)は、トルコ軍による空爆だと伝えた。

また、『ハヤート』(11月14日付)は、複数の目撃者の話として、所属不明の戦闘機1機がミサイル10発を検問所に対して発射(ARA News(11月13日付)によると、発射されたミサイルは4発)、これが50人以上の犠牲者を出したと伝えた。

ARA News, November 13, 2016

ARA News, November 13, 2016

**

ARA News(11月13日付)シリア人権監視団によると、アフリーン市中心街関税広場のの女性専用科病院の近くで、爆弾が仕掛けられた車が爆発し、3人が死亡、50人近くが負傷した。

ARA News, November 13, 2016

ARA News, November 13, 2016

AFP, November 13, 2016、AP, November 13, 2016、ARA News, November 13, 2016、Champress, November 13, 2016、al-Hayat, November 14, 2016、Iraqi News, November 13, 2016、Kull-na Shuraka’, November 13, 2016、al-Mada Press, November 13, 2016、Naharnet, November 13, 2016、NNA, November 13, 2016、Reuters, November 13, 2016、SANA, November 13, 2016、UPI, November 13, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.