アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団支配下のアレッポ市南東部から西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるアレッポ市シャイフ・マクスード地区に7,000人が、またシリア政府支配下のアレッポ市西部に5,000人以上が新たに脱出した。
脱出した住民の多くは、シリア軍と反体制武装集団の戦闘の最前線に位置するシャッアール地区、バーブ街道地区にとどまっていた住民だという。
また、SANA(11月29日付)によると、反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)が籠城を続けるアレッポ市南東部にとどまっていた住民数千人が、シリア政府支配下のアレッポ市西部に脱出し、シリア軍によって保護され、仮設居住センターに移送された。
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ステファン・オブライエン国連人道問題担当事務次長は、シリア軍、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によるアレッポ市東部に対する攻勢と同地北側地域の完全制圧により、反体制武装集団の支配下にとどまっていた住民約1万6000人が避難したと発表したうえで、「アレッポ市を襲っている身も凍るようなきわめて恐ろしい状況の結果として、民間人が辿りかねない運命を深く懸念している」と述べた。
AFP, November 29, 2016、AP, November 29, 2016、ARA News, November 29, 2016、Champress, November 29, 2016、al-Hayat, November 30, 2016、Iraqi News, November 29, 2016、Kull-na Shuraka’, November 29, 2016、al-Mada Press, November 29, 2016、Naharnet, November 29, 2016、NNA, November 29, 2016、Reuters, November 29, 2016、SANA, November 29, 2016、UPI, November 29, 2016などをもとに作成。
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