ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員などからなる親政権武装勢力が、アイン・フィージャ町一帯のバラダー渓谷の占拠を続けるシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。
戦闘は同地の北西部一帯やアイン・フィージャの水源一帯で集中的に行われ、シリア軍戦闘機・ヘリコプターが空爆を行った。
また、シリア軍は、反体制武装集団の支配下にとどまるマダーヤー町を砲撃し、10人が負傷した。
一方、ARA News(1月18日付)によると、シリア軍がバハーリーヤ村一帯で反体制武装集団と交戦した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、カフルハラブ村を戦闘機(所属明示せず)が空爆し、子供1人を含む3人が死亡した。
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イドリブ県では、SANA(1月18日付)によると、反体制武装集団(ファトフ軍)がフーア市を砲撃し、8人が負傷した。
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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(1月18日付)によると、ナワー市にあるシャーム自由人イスラーム運動の本部近くに仕掛けられた爆弾が爆発し、走行中の車に乗っていた幹部の一人ターヒル・ファイサル・シャクラーン氏が死亡した。
AFP, January 18, 2017、AP, January 18, 2017、ARA News, January 18, 2017、Champress, January 18, 2017、al-Hayat, January 19, 2017、Iraqi News, January 18, 2017、Kull-na Shuraka’, January 18, 2017、al-Mada Press, January 18, 2017、Naharnet, January 18, 2017、NNA, January 18, 2017、Reuters, January 18, 2017、SANA, January 18, 2017、UPI, January 18, 2017などをもとに作成。
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