シリア軍はダマスカス郊外県ハラスター市一帯の反体制武装集団に対する攻撃を激化(2017年1月25日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハラスター市郊外の車輌管理局一帯で、シリア軍、親政権武装勢力がジハード主義武装集団と交戦、同地を空爆・砲撃した。

シリア軍はまた、アルバイン市を空爆し、子供を含む7人が負傷した。

これに対して、ジハード主義武装集団はシリア政府支配下のダーヒヤト・アサド町を砲撃した。

アイン・フィージャ町一帯のバラダー渓谷でも、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員などからなる親政権武装勢力が、シャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団が占拠する同町を地対地ミサイルと思われる砲弾などで砲撃、1人が死亡した。

一方、SANA(1月25日付)によると、シリア軍が県東部のマンクーラ地区回廊一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がヌアイマ村砲撃した。

またマリーハト・アタシュ村では、地雷の爆発によって子供3人と女性2人を含む6人が負傷した。

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クナイトラ県では、SANA(1月25日付)によると、シリア軍がハムリーヤ丘一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, January 25, 2017、AP, January 25, 2017、ARA News, January 25, 2017、Champress, January 25, 2017、al-Hayat, January 26, 2017、Iraqi News, January 25, 2017、Kull-na Shuraka’, January 25, 2017、al-Mada Press, January 25, 2017、Naharnet, January 25, 2017、NNA, January 25, 2017、Reuters, January 25, 2017、SANA, January 25, 2017、UPI, January 25, 2017などをもとに作成。

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