YPG主体のシリア民主軍は「ユーフラテスの怒り」作戦第3段階の戦果を発表(2017年2月12日)

ラッカ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の「ユーフラテスの怒り」作戦司令室が声明を出し、同作戦第3段階開始以降の9日間でラッカ市北東部の98の村・農場、約700平方キロからダーイシュ(イスラーム国)を掃討し、同地を制圧し、ダーイシュ戦闘員124人を殲滅したと発表した。

一方、シリア人権監視団によると、過去24時間のダーイシュとの戦闘で、シリア民主軍戦闘員5人が戦死したという。
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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(2月12日付)によると、カーミシュリー市ハリージュ地区で、西クルディスタン移行期民政局アサーイシュのパトロール隊の車に仕掛けられた爆弾が爆発し、乗っていた隊員1人が死亡した。

AFP, February 12, 2017、AP, February 12, 2017、ARA News, February 12, 2017、Champress, February 12, 2017、al-Hayat, February 13, 2017、Iraqi News, February 12, 2017、Kull-na Shuraka’, February 12, 2017、al-Mada Press, February 12, 2017、Naharnet, February 12, 2017、NNA, February 12, 2017、Reuters, February 12, 2017、SANA, February 12, 2017、UPI, February 12, 2017などをもとに作成。

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