ロシアのラヴロフ外務大臣はシリアでの「テロとの戦い」でロシアと協力できないと述べたマクガーク米大統領特使を「前政権の姿勢」と非難(2017年2月20日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、ブレット・マクガーク米大統領特使(有志連合調整担当)がシリアでのダーイシュ(イスラーム国)との「テロとの戦い」においてロシアとの協力は不可能だと述べたことに関して、「(バラク・オバマ)前政権の姿勢、前政権期のペンタゴンの姿勢で、この発言が、個人的な職務怠慢に過ぎないことを願っている。なぜならマクガーク氏は旧政権を代表しているに過ぎないからだ」と批判した。

マクガーク氏は19日、ミュンヘンでの第53回安全保障会議で、ロシアがシリア軍による民間人や反体制派への空爆を支援している限り、ロシアとは協力できないと発言していた。

『ハヤート』(2月21日付)が伝えた。

AFP, February 20, 2017、AP, February 20, 2017、ARA News, February 20, 2017、Champress, February 20, 2017、al-Hayat, February 21, 2017、Iraqi News, February 20, 2017、Kull-na Shuraka’, February 20, 2017、al-Mada Press, February 20, 2017、Naharnet, February 20, 2017、NNA, February 20, 2017、Reuters, February 20, 2017、SANA, February 20, 2017、UPI, February 20, 2017などをもとに作成。

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