トルコ災害緊急事態管理局は、バーブ市(アレッポ県)北部郊外でシリア人難民・避難民を収容するための都市建設を計画(2017年3月8日)

ドゥラル・シャーミーヤ(3月8日付)は、トルコの複数の消息筋の話として、トルコ災害緊急事態管理局(AFAD)がアレッポ県バーブ市北部郊外に、シリア人難民・避難民を収容する都市を建設することを計画していると伝えた。

バーブ市は、トルコ軍および同軍の全面支援を受けるハワール・キリス作戦司令室によってダーイシュ(イスラーム国)から奪取、制圧されたばかりで、トルコ政府は同地を南端とするアレッポ県北部国境地帯を「安全(保障)地帯」に設置し、飛行禁止空域を設定、トルコ領内のシリア人難民を同地に押し出そうと企図してきた。

同消息筋によると、新都市は6ヶ月かけてバーブ市北部のナダーフ地区に2DKの住居1万1,375棟を建設する予定だという。

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アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(3月8日付)によると、トルコ軍および同軍の全面支援を受けるハワール・キリス作戦司令室によってダーイシュ(イスラーム国)から奪取されたバーブ市で、地元評議会が発足した。

バーブ市地元評議会は27人からなり、議長にはジャマール・アフマド・ウスマーン氏、副議長にはアブドゥルハミード・ザーヒル氏が就任した。

Kull-na Shuraka’, March 8, 2017

AFP, March 8, 2017、AP, March 8, 2017、ARA News, March 8, 2017、Champress, March 8, 2017、al-Hayat, March 9, 2017、Iraqi News, March 8, 2017、Kull-na Shuraka’, March 8, 2017、al-Mada Press, March 8, 2017、Naharnet, March 8, 2017、NNA, March 8, 2017、Reuters, March 8, 2017、SANA, March 8, 2017、UPI, March 8, 2017などをもとに作成。

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