ヒムス市ワアル地区の戦闘員および家族1,400人がトルコ軍とハワール・キリス作戦司令室支配下のジャラーブルス市に退去(2017年3月18日)

ヒムス県では、SANA(3月18日付)によると、ヒムス市ワアル地区で籠城を続けてきた反体制武装集団戦闘員とその家族1,400人が、ロシアの仲介によるシリア政府との停戦合意に従い、同地を退去した。

退去したのは、戦闘員423人とその家族1,053人で、タラール・バラーズィー県知事によると、シリア赤新月社、ロシア軍憲兵隊、シリア軍治安部隊の監視のもと退去、これによりヒムス市全土はシリア政府の支配に復帰した。

戦闘員とその家族を乗せたバス第1陣は、トルコ軍と同軍の全面支援を受けるハワール・キリス作戦司令室の支配下にあるアレッポ市ジャラーブルス市に向かったという。

SANA, March 18, 2017

AFP, March 18, 2017、AP, March 18, 2017、ARA News, March 18, 2017、Champress, March 18, 2017、al-Hayat, March 19, 2017、Iraqi News, March 18, 2017、Kull-na Shuraka’, March 18, 2017、al-Mada Press, March 18, 2017、Naharnet, March 18, 2017、NNA, March 18, 2017、Reuters, March 18, 2017、SANA, March 18, 2017、UPI, March 18, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.