ヘイリー米国連大使「米国はアサドが問題だと見ている。しかし、ダーイシュの方が大きな問題だ」(2017年4月2日)

ニッキー・ヘイリー米国連大使はABC(4月1日付)に出演し、アサド大統領の退陣が米国の対シリア政策の最優先事項ではないと改めて述べた。

ヘイリー国連大使は、「米国はアサドが問題だと見ている。しかし、ダーイシュ(イスラーム国)の方が大きな問題だ。しかし、私たちはアサドを絶対に黙認することはないし、彼を裁くことを断念しない。しかし、我々はダーイシュの問題への取り組みから始め、再び中東に和平をもたらさなければならなず、イランの影響を排除したかたちでこれを行わなければならない。アサドの退任はその途上にある…。アサドは国民に化学兵器を使用した戦争犯罪者だ。彼は人道支援の配給を阻止し、和平への障害となっている」と述べた。

ABC News, April 2, 2017、AFP, April 2, 2017、AP, April 2, 2017、ARA News, April 2, 2017、Champress, April 2, 2017、al-Hayat, April 3, 2017、Iraqi News, April 2, 2017、Kull-na Shuraka’, April 2, 2017、al-Mada Press, April 2, 2017、Naharnet, April 2, 2017、NNA, April 2, 2017、Reuters, April 2, 2017、SANA, April 2, 2017、UPI, April 2, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.