YPG主体のシリア民主軍がアレッポ県北部、ラッカ県タブカ市一帯で反体制武装集団やダーイシュと交戦するなか、所属不明の戦闘機がYPG拠点を爆撃(2017年4月23日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(4月23日付)がクルディスタン人権民主センターの話として伝えたところによると、所属不明の戦闘機がアフリーン市郊外のカスタル・ジンドゥー村にある西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の拠点に対して空爆を行った。

また、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がカフル・カルミーン村とマルアナーズ村を結ぶ回廊地帯で反体制武装集団と交戦した。

Kull-na Shuraka’, April 23, 2017


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ラッカ県では、ARA News(4月23日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がタブカ市に対する西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の包囲を解囲するため、同市近郊の大アーイド村、アバード村、サーリフ・ハシャブ村のシリア民主軍を攻撃した。

また、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が掌握したタブカ航空基地、大アーイド村などをダーイシュが攻撃、シリア民主軍と激しく交戦した。

ARA News, April 23, 2017

AFP, April 23, 2017、AP, April 23, 2017、ARA News, April 23, 2017、Champress, April 23, 2017、al-Hayat, April 24, 2017、Iraqi News, April 23, 2017、Kull-na Shuraka’, April 23, 2017、al-Mada Press, April 23, 2017、Naharnet, April 23, 2017、NNA, April 23, 2017、Reuters, April 23, 2017、SANA, April 23, 2017、UPI, April 23, 2017などをもとに作成。

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