「安全地帯」設置を骨子とする新停戦合意(緊張緩和地帯設置にかかる覚書)を拒否したラフマーン軍団はダマスカス県カーブーン地区にアル=カーイダ系部隊は存在しないと主張(2017年5月6日)

ダマスカス県カーブーン区一帯、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動するラフマーン軍団は、アスタナ4会議でロシア、トルコ、イランが署名した「安全地帯」設置を骨子とする新停戦合意(緊張緩和地帯設置にかかる覚書)において「安全地帯」から除外されたダマスカス県カーブーン区一帯に関して、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)に所属する部隊は存在しないと発表し、同地へのシリア軍の攻撃は停戦違反にあたるとの見解を示した。

ただし、ラフマーン軍団は、イスラーム軍、シャーム自由人イスラーム運動などとともに4日に共同声明を出し、「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」を拒否している。

クッルナー・シュラカー(5月6日付)が伝えた。

AFP, May 6, 2017、AP, May 6, 2017、ARA News, May 6, 2017、Champress, May 6, 2017、al-Hayat, May 7, 2017、Kull-na Shuraka’, May 6, 2017、al-Mada Press, May 6, 2017、Naharnet, May 6, 2017、NNA, May 6, 2017、Reuters, May 6, 2017、SANA, May 6, 2017、UPI, May 6, 2017などをもとに作成。

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