シャーム解放機構のファトワー評議会は声明を出し、アスタナ4会議でロシア、トルコ、イランが署名した「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」に関して、「シャームのジハードと革命を生き埋めにしようとする陰謀」と非難するとともに、「一部の腐敗した諸派の残党ども」がイドリブ県北部および北西部の国境地帯から「解放区」に侵入しようとしていると指摘、「シャームの民の革命とジハードに対する外来の計略に従う」動きと指弾し、「彼らとの戦闘はすべての者にとっての義務」だと主張した。
そのうえで「すべてのイスラーム教徒」に対して、アスタナ4会議で交わされた「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」を拒否し、これに抵抗するよう呼びかけた。
AFP, May 10, 2017、AP, May 10, 2017、ARA News, May 10, 2017、Champress, May 10, 2017、al-Hayat, May 11, 2017、Kull-na Shuraka’, May 10, 2017、al-Mada Press, May 10, 2017、Naharnet, May 10, 2017、NNA, May 10, 2017、Reuters, May 10, 2017、SANA, May 10, 2017、UPI, May 10, 2017などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.