アレッポ県北部で活動するムウタスィム旅団は、米国の要請を受け、ロジャヴァに11カ村を移譲(2017年5月10日)

アレッポ県では、ムウタスィム旅団のムスタファー・スィージャリー報道官がツイッターのアカウントを通じて、県北部の支配地域にある11カ村を西クルディスタン移行期民政局に移譲したことを明らかにした。

スィージャリー報道官はまたツイッターで、この移譲が米軍主導の有志連合の要請によるものであることを明らかにしたうえで、そのことを示す米軍顧問からの書簡を公開した。

この書簡には、①ムウタスィム旅団の武器保有、②非武装の自由シリア軍メンバーを含む地元民間人の帰村、③ムウタスィム旅団によるクルド人民間人の保護、が移譲の条件として示されている。

Twitter, May 10, 2017

 

AFP, May 10, 2017、AP, May 10, 2017、ARA News, May 10, 2017、Champress, May 10, 2017、al-Hayat, May 11, 2017、Kull-na Shuraka’, May 10, 2017、al-Mada Press, May 10, 2017、Naharnet, May 10, 2017、NNA, May 10, 2017、Reuters, May 10, 2017、SANA, May 10, 2017、UPI, May 10, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.