ヒズブッラーのナスルッラー書記長はシリア国境地帯からの撤退を宣言、「イスラエルは今後の対決を恐れている」と脅迫(2017年5月11日)

ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長はマナール・チャンネル(5月11日付)を通じて演説を行い、レバノン東部のシリア国境地帯での反体制武装集団を掃討したと発表、同地からヒズブッラーの武装組織を撤退させる意思を表明した。

ナスルッラー書記長は、マスナア(ベカーア県ザフラ軍)からフライタ村(シリア領内ダマスカス郊外県カラムーン地方)に至るレバノン・シリア国境地帯は、テロリストが掃討され、安全が確保されたとしたうえで「我々が同地に駐留するいかなる要請もなくなった。それゆえ、我々はレバノン領内のその他の国境地帯における残りの軍事拠点を解体することなり、その一部は既に解体した。東部での一連の任務を完了したので、同地から撤退すると宣言する」と述べた。

ナスルッラー書記長はまた「イスラエルの敵は今後の対決を恐れ、懸念している…。イスラエルは今後のいかなる対決が占領下のパレスチナ領内で行われることになるであろうことを知っている。レジスタンスのロケット弾、そしてレジスタンスの進軍を免れることができる場所はそこにはない。イスラエルは事態を真剣に捉えている」と強調した。

SANA, May 11, 2017

 

AFP, May 11, 2017、AP, May 11, 2017、ARA News, May 11, 2017、Champress, May 11, 2017、al-Hayat, May 12, 2017、Kull-na Shuraka’, May 11, 2017、al-Mada Press, May 11, 2017、Qanat al-Manar, May 11, 2017、Naharnet, May 11, 2017、NNA, May 11, 2017、Reuters, May 11, 2017、SANA, May 11, 2017、UPI, May 11, 2017などをもとに作成。

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