ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(5月17日付)によると、シリア軍が、ダルアー市マンシヤ地区一帯で攻撃を再開し、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団(堅固な建造物作戦司令室)と交戦する一方、ロシア軍戦闘機が同地を空爆した。
シリア人権監視団によると、戦闘は、ロシア、トルコ、イランが署名した「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」が発効(6日)して以降、最大規模だったという。
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ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(5月17日付)によると、シリア軍がバイト・ナーイム村、ムハンマディーヤ町一帯でイスラーム軍などからなる反体制武装集団と交戦、同地を地対地ミサイルなどで砲撃した。
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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(5月17日付)によると、シャーム解放機構の支配下にある県東部のスィンジャール町に至る街道が16日に武装集団によって掌握されたが、その後シャーム解放機構が武装集団を武力で排除し、街道封鎖を解除した。
複数の活動家によると、同地一帯では、シャーム解放機構参加の武装集団とシャーム自由人イスラーム運動参加の武装集団が対立を強めているという。
AFP, May 17, 2017、AP, May 17, 2017、ARA News, May 17, 2017、Champress, May 17, 2017、al-Hayat, May 18, 2017、Kull-na Shuraka’, May 17, 2017、al-Mada Press, May 17, 2017、Naharnet, May 17, 2017、NNA, May 17, 2017、Reuters, May 17, 2017、SANA, May 17, 2017、UPI, May 17, 2017などをもとに作成。
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