ヒムス県北部での停戦合意を受けて、ロシア軍が同地に進駐(2017年8月4日)

ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(8月4日付)によると、県北部での停戦と緊張緩和地帯設置を受けて、ロシア軍が兵力引き離し部隊として同地一帯の複数カ所に進駐した。

しかし、シリア人権監視団によると、ロシア軍によって3日に緊張緩和地帯設置に指定された県北部一帯(タルビーサ市西部、ティールマアッラ村一帯、フーシュ・タスニーン村、ジャッブーリーン村一帯)で、シリア軍と反体制武装集団が交戦した。

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ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(8月4日付)によると、シリア軍とラフマーン軍団の戦闘が続くジャウバル区とアイン・タルマー村一帯に対して、シリア軍が砲撃を実施した。

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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(8月4日付)によると、フーア市、カファルヤー町で籠城を続けるシリア軍部隊がマアッラトミスリーン市に潜入を試みたが、シャーム自由人イスラーム運動に発見され、殺害された。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(8月4日付)によると、ジュライン村郊外で爆弾が爆発し、反体制武装集団の戦闘員2人が死亡した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、マアーン村一帯でシリア軍が反体制武装集団と激しく交戦した。

AFP, August 4, 2017、AP, August 4, 2017、ARA News, August 4, 2017、Champress, August 4, 2017、al-Hayat, August 5, 2017、Kull-na Shuraka’, August 4, 2017、al-Mada Press, August 4, 2017、Naharnet, August 4, 2017、NNA, August 4, 2017、Reuters, August 4, 2017、SANA, August 4, 2017、UPI, August 4, 2017などをもとに作成。

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