反体制系サイトのドゥラル・シャーミーヤ(3月27日付)は、ロシア・トルコ両軍がアレッポ県タッル・リフアト市および同市一帯のアラブ人の村々の処遇に関して、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が制圧することで合意したと伝えた。
同サイトの消息筋によると、ロシア・トルコ両軍は27日にアレッポ県カフル・ナーヤー村で会合を開き、この合意に達したが、それをいつ履行するかについては決定されなかったという。
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また、アレッポ県アアザーズ市の複数の活動家が、ドゥラル・シャーミーヤに対して明らかにしたところによると、ロシア軍はタッル・リフアト市内の憲兵隊の拠点複数カ所をトルコ軍に引き渡したという。
一方、『デイリー・サバフ』(3月27日付)などトルコの複数メディアは、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、タッル・リフアト市とマンナグ航空基地を制圧したと伝えた。
しかし、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のバルースク・ハサカ報道官は、この報道が情報戦の一環だと否定した。
AFP, March 27, 2018、ANHA, March 27, 2018、AP, March 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 27, 2018、al-Hayat, March 28, 2018、Reuters, March 27, 2018、SANA, March 27, 2018、UPI, March 27, 2018などをもとに作成。
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