イスラーム軍はドゥーマー市からの退去に関する合意締結を否定(2018年3月30日)

イスラーム軍のハムザ・ビールクダール報道官は、ロシア軍参謀本部機動総局のセルゲイ・ルドスコイ局長が記者会見でダマスカス郊外県東グータ地方のドゥーマー市からのイスラーム軍の田居に関する合意を締結したと述べたことを受けて、報道声明を出し、「イスラーム軍がドゥーマー市から退去するとの合意がなされたとのメディアの報道には根拠がない」と否定した。

ビールクダール報道官はまた、「交渉は特定の条件をめぐって行われている訳ではない…。イスラーム軍とドゥーマー市の住民は、強制退去や人口動態の変化の目論みを拒否している…。(交渉の)主な目的は、戦闘員と住民を家にとどめることだ」と付言した。

ルドスコイ局長は「今日までに、戦闘員を家族とともにドゥーマー市から近く退去させることで、武装集団の司令官らと合意に達した」と述べた。

AFP, March 30, 2018、ANHA, March 30, 2018、AP, March 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 30, 2018、al-Hayat, March 31, 2018、Reuters, March 30, 2018、SANA, March 30, 2018、UPI, March 30, 2018などをもとに作成。

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