ロイター通信(6月24日付)は、米国が、シリアの反体制武装集団に対して、ロシアの支援を受け、ヨルダン国境地帯や占領下ゴラン高原に隣接するシリア南部で攻勢を強めるシリア軍に反撃するための支援を米国に期待しないよう文書で通達したと伝えた。
「自由シリア軍」諸派の幹部らに送付された米政府からのメッセージには「あなた方は我々の軍事介入を想定、期待して決定を下すべきでない」、「我々合衆国は、あなた方が直面している困難な状況を理解しており、ロシア・シリア両政府に緊張緩和地帯に違反するような軍事措置を講じないよう忠告している」などと綴られていたという。
AFP, June 24, 2018、ANHA, June 24, 2018、AP, June 24, 2018、al-Durar al-Shamiya, June 24, 2018、al-Hayat, June 25, 2018、Reuters, June 24, 2018、SANA, June 24, 2018、UPI, June 24, 2018などをもとに作成。
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