英国で活動する反体制系NGOのシリア人権監視団は、ロシアがシリア領内で爆撃を開始した2015年9月30日から2018年9月末までの3年間で、同軍の爆撃による死者数が18,074人に達していると発表した。
このうち、民間人は7,988人(子供1,936人、女性1,199人、男性4,853人)、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーは5,233人、それ以外の反体制武装集団(そのほとんどがトルコの支援を受けている)のメンバーは4,853人に達している。
だが、シリア人権監視団がどのようにロシア軍の爆撃とシリア軍の爆撃の被害者を分けているのか、爆撃による犠牲者とそれ以外の攻撃による犠牲者を分けているのかは不明。
またこの間、国土の26%しか掌握していなかったシリア政府は、60%の国土で支配を回復、これに対して反体制派の支配地域は11.7%から8.7%に減少したという。
同監視団によると、ロシア軍はテルミット白リン弾を使用し、爆撃を繰り返してきたという。
AFP, September 30, 2018、ANHA, September 30, 2018、AP, September 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 30, 2018、al-Hayat, October 1, 2018、Reuters, September 30, 2018、SANA, September 30, 2018、UPI, September 30, 2018などをもとに作成。
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