YPG主体のシリア民主軍はダーイシュと戦闘の末、ダイル・ザウル県南東部のハジーン市の約50%を制圧(2018年12月12日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(12月12日付)によると、「テロ駆逐」の戦いを続行中の西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ハジーン市およびその一帯でダーイシュ(イスラーム国)と激しく交戦、同市の約50%を制圧した。

ドゥラル・シャーミーヤ(12月12日付)によると、戦闘はハワーマ地区、ハジーン病院一帯で激しく行われた。

ANHA, December 12, 2018

シリア民主軍はまた10日、ハジーン市での戦闘でダーイシュの幹部の一人アブドゥッラフマーン・シャーミー氏(本名ハンムード・ハルフ)を拘束した。

シリア民主軍の広報センターによると、ハジーン市以外でも、シリア民主軍は上バーグーズ村一帯でダーイシュと交戦した。

ドゥラル・シャーミーヤ(12月12日付)によると、シリア民主軍は11日、上バーグーズ村の複数カ所を制圧、県南東部のイラク国境地帯を掌握したという。

AFP, December 12, 2018、ANHA, December 12, 2018、AP, December 12, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 12, 2018、al-Hayat, December 13, 2018、Reuters, December 12, 2018、SANA, December 12, 2018、UPI, December 12, 2018などをもとに作成。

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