ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから192人、ヨルダンから512人の難民が帰国、避難民255人が帰宅(2018年12月18日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(12月18日付)を公開し、12月17日に難民704人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは192人(うち女性58人、子供98人)、ヨルダンから帰国したのは512人(うち女性154人、子供261人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は68,230人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者31,346人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者36,884人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 297,510人(うち女性89,277人、子供151,629人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,664,415人(うち女性1,999,325人、子供3,398,852人)。

一方、国内避難民255人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは31人(うち女性10人、子供12人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは224人(うち女性75人、子供106人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は179,244人(うち女性55,150人、子供88,815人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,261,606人(うち女性380,148人、子供641,320人)となった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を13件(イドリブ県3件、ハマー県4件、ラタキア県5件、アレッポ県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも6件の停戦違反(ハマー県2件、アレッポ県2件、イドリブ県2件)を確認した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 18, 2018をもとに作成。

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