ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(12月26日付)を公開し、12月25日に難民2,000人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは1,134人(うち女性340人、子供579人)、ヨルダンから帰国したのは866人(うち女性260人、子供442人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は76,948人となった。
内訳は、レバノンからの帰国者34,599人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者42,349人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日に帰国した難民の数は 306,228人(うち女性91,980人、子供156,075人)となった。
なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,664,415人(うち女性1,999,325人、子供3,398,852人)。
一方、国内避難民757人が新たに帰宅した。
うち東グータ地方に帰宅したのは36人(うち女性12人、子供15人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは171人(うち女性47人、子供81人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは550人(うち女性183人、子供157人)だった。
これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は183,663人(うち女性56,651人、子供90,445人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,266,025人(うち女性381,649人、子供642,828人)となった。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(ラタキア県2件、アレッポ県1件、イドリブ県1件)確認したと発表した。
トルコ側の監視チームも15件の停戦違反(アレッポ県1件、ラタキア県3件、イドリブ県4件、ハマー県7件)を確認した。
Ministry of Defence of the Russian Federation, December 26, 2018、SANA, December 26, 2018をもとに作成。
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