ロシア国防省は、25日のイスラエル軍戦闘機によるレバノン領空への侵犯とシリア領への爆撃に関して声明を出し、「イスラエル空軍の挑発行為は民間機2機が直接脅かした」と発表した。
国防省は「レバノン領空から行われた攻撃は、ベイルートとダマスカスの空港を2機の航空機が離陸しようとしてた時に行われた。うち1機はダマスカスを、もう1機はベイルートを離陸したばかりだった…。2機はロシアの航空機ではない」としたうえで、「悲劇が起きないようシリア領空の防空システムの規制強化がなされた」と付言した。
ロシア外務省も声明を出し、イスラエル軍の爆撃を非難、シリアへの主権侵害と国連安保理諸決議(第1701号など)への違反に懸念を表明した。
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一方、シリアの外務在外居住者省は国連事務総長と安保理議長に宛てて書簡を送り、25日のイスラエル軍戦闘機によるレバノン領空への侵犯とシリア領への爆撃について報告、両国の兵力引き離しを取り決めた国連安保理決議第350号(1974年)に違反し、シリアの危機と「テロとの戦い」を長引かせようとしていると非難した。
AFP, December 26, 2018、ANHA, December 26, 2018、AP, December 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 26, 2018、al-Hayat, December 27, 2018、Reuters, December 26, 2018、SANA, December 26, 2018、UPI, December 26, 2018などをもとに作成。
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