ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから421人、ヨルダンから953人の難民が帰国、避難民420人が帰宅(2018年12月28日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(12月28日付)を公開し、12月27日に難民1,374人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは421人(うち女性126人、子供215人)、ヨルダンから帰国したのは953人(うち女性286人、子供486人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は79,467人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者35,448人(ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者44,019人(ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 308,747人(うち女性92,645人、子供157,360人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,664,415人(うち女性1,999,325人、子供3,398,852人)。

一方、国内避難民420人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは28人(うち女性10人、子供12人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダイル・ザウル県、ダマスカス郊外県に帰宅したのは192人(うち女性68人、子供86人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは198人(うち女性90人、子供66人)だった。

これにより、2018年1月以降に帰宅した国内避難民の数は184,861人(うち女性57,080人、子供90,896人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,267,223人(うち女性382,078人、子供643,279人)となった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(イドリブ県3件、ラタキア県3件、ハマー県2件、アレッポ県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームも15件の停戦違反(ハマー県10件、ラタキア県5件)を確認した。

Ministry of Defence of the Russian Federation, December 28, 2018をもとに作成。

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