アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(12月31日付)によると、トルコの実質占領下にある北部のスーラーン・アアザーズ町で、トルコの庇護を受ける国民軍の総合治安部隊と警察部隊(いわゆる「自由警察」の検問所が何者かの襲撃を受け、隊員3人が死亡、4人が負傷した。
また、バーブ市とラーイー村を結ぶ街道で、トルコの支援を受けるシャーム軍団のアブー・ハサン司令官が乗った車に仕掛けられていた爆弾が爆発した。
アブー・ハサン氏は車外にいて無事だった。
一方、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会の広報センターによると、トルコの支援を受ける反体制武装集団がサージュール川沿いのアラブ・ハサン村にあるマンビジュ軍事評議会の拠点を攻撃した。
ANHA(12月31日付)が伝えた。
このほか、ドゥラル・シャーミーヤ(12月31日付)によると、トルコ軍がユーフラテス川以東地域への侵攻作戦を準備するなか、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属する革命家軍のメンバー3人が離反し、マンビジュ市北のサージュール川沿いに位置するアラブ・ハサン村戦線の防衛にあたる国民軍に投降した。
AFP, December 31, 2018、ANHA, December 31, 2018、AP, December 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2018、al-Hayat, January 1, 2019、Reuters, December 31, 2018、SANA, December 31, 2018、UPI, December 31, 2018などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.