ロシア合同連携センターとシリア国外難民帰還調整委員会の合同会合が開催:タンフ国境通行所一帯を占領し、ルクバーン・キャンプからの難民帰還を妨害する米国を非難(2019年3月1日)

ロシアの合同連携センター(国外難民と国内避難民の帰還を支援するためのロシア国防省と外務省の合同調整センター)とシリアの国外難民帰還調整委員会の合同会合がモスクワとシリア各所をテレビ会議システムで結び開催され、難民、避難民の帰還状況、ロシアによる人道支援状況などについて報告が行われた。

会合では、とくに、ルクバーン・キャンプの人道状況、米国による難民帰国阻止の実態について報告が行われ、合同連携センター議長を務めるミハイル・ミズィンツェフ(Mikhail Mizintsev)上級大将(国家防衛管理センター長)が「タンフ国境通行所一帯に展開する米軍部隊は…ルクバーン・キャンプ住民の帰国の意志を妨害している」と批判した。

AFP, March 1, 2019、ANHA, March 1, 2019、AP, March 1, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 1, 2019、al-Hayat, March 2, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 1, 2019、Reuters, March 1, 2019、SANA, March 1, 2019、UPI, March 1, 2019などをもとに作成。

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