アラブ連盟首脳会議はシリア不在のままゴラン高原に対するイスラエルの主権を認めたトランプ米大統領の決定を拒否する声明を採択(2019年3月31日)

アラブ連盟首脳会談(第30回)がチュニジアの首都チュニスで開かれ、アラブ民族にとってのパレスチナ問題の重要性を改めて強調する閉幕声明を採択した。

声明では、東エルサレムをパレスチナ国家の首都と位置づけ、そのアラブ性を再確認する一方、シリア領ゴラン高原に対するイスラエルの主権を認めたドナルド・トランプ米大統領の決定に拒否の意思を示した。

また、エルサレムに対する法的地位を変更しようとするイスラエルの一方的な措置に対しても改めて拒否の意思を示した。

一方、イランが地域の安定を揺るがすような敵対的な行為を行おうとしていると非難、アラブ情勢への干渉を拒否することが強調された。

なお、2011年に加盟資格を凍結されたシリアは、今回も参加を求められなかった。

『ハヤート』(4月1日付)が伝えた。

AFP, March 31, 2019、ANHA, March 31, 2019、AP, March 31, 2019、al-Durar al-Shamiya, March 31, 2019、al-Hayat, April 1, 2019、Reuters, March 31, 2019、SANA, March 31, 2019、UPI, March 31, 2019などをもとに作成。

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