シリア政府支配下の首都ダマスカス、ラタキア市、アル=カーイダ支配下のジスル・シュグール市、トルコ占領下のマーリア市で大きな爆発が相次いで発生(2019年4月24日)

ダマスカス県では、SANA(4月24日付)、シリア人権監視団によると、ナフル・イーシャ地区の南部環状線で車に仕掛けられた爆弾が爆発し、運転していた男性1人が死亡、5人が負傷した。

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ラタキア県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月24日付)によると、ラタキア市アイン・タムラ地区の県知事公邸近くで大きな爆発が発生した。

爆発の原因は不明だという。

だが、ドゥラル・シャーミーヤ(4月25日付)は、この爆発がシリアのムハーバラートによるものだが、理由は明らかではないと伝えた。

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イドリブ県では、ANHA(4月24日付)によると、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構の支配下にあるジスル・シュグール市で大きな爆発が発生し、住民11人が死亡、27人が負傷した。

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アレッポ県では、ANHA(4月24日付)によると、トルコの占領下にあるマーリア市で反体制武装集団(いわゆる「ユーフラテスの盾」作戦司令室)が乗った車が攻撃を受け、複数の戦闘員が死傷、車は大破した。

AFP, April 24, 2019、ANHA, April 24, 2019、AP, April 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2019、April 25, 2019、al-Hayat, April 25, 2019、Reuters, April 24, 2019、SANA, April 24, 2019、UPI, April 24, 2019などをもとに作成。

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