YPG主体のシリア民主軍は、自らに対する抗議デモが続くシュハイル村(ダイル・ザウル県)で「ダーイシュ・メンバー20人を拘束した」と発表(2019年5月15日)

ダイル・ザウル県では、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターが北・東シリア自治局の支配下のシュハイル村でダーイシュ(イスラーム国)のメンバー20人を拘束、武器弾薬を押収したと発表した

シュハイル村は5月9日、シリア民主軍が住宅地区(カトフ地区)を2時間以上にわたり封鎖し、米主導の有志連合ヘリコプター1機を同地を低空で旋回するなか、住民に発砲、6人を殺害、4人を負傷させた場所。

同地では、これに抗議するかたちで、シリア民主軍と有志連合の退去を求める抗議デモが再燃していた。

また、ANHA(5月15日付)によると、シリア民主軍はまた、東ジャルズィー村でも、ダーイシュのメンバー4人を拘束、武器弾薬を押収した。

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アレッポ県では、ANHA(5月15日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるマンビジュ市でオートバイに仕掛けられた爆弾が爆発した。

死傷者はなかった。

AFP, May 15, 2019、ANHA, May 15, 2019、AP, May 15, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 15, 2019、al-Hayat, May 16, 2019、Reuters, May 15, 2019、SANA, May 15, 2019、SOHR, May 15, 2019、UPI, May 15, 2019などをもとに作成。

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