YPGとシリア政府はダイル・ザウル県タナク油田の施設売却と石油売買で合意(2019年5月28日)

アナトリア通信(5月28日付)は、シリア民主軍を主導する人民防衛隊(YPG)が石油部門でシリア政府との協力関係を強めていると伝えた。

同通信社によると、「YPGはアサド政権と石油部門での協力を拡大した。これは、YPGの支配下にある国内最大級の油田の建設に関するもので、YPGはこれを政権側に売却しようとしている」という。

複数の地元筋によると、YPGは、ダイル・ザウル県のタナク油田の石油生産施設を売却することをシリア政府との間で合意、この合意は5月27日に発効したという。

同消息筋によると、YPGはまた、タナク油田産の石油を1バレル41米ドルを販売し、売却された石油を地元の商人や仲介業者が陸路でシリア政府支配地域に輸送することをシリア政府と合意したという。

AFP, May 28, 2019、Anadolu Ajansı, May 28, 2019、ANHA, May 28, 2019、AP, May 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 28, 2019、al-Hayat, May 29, 2019、Reuters, May 28, 2019、SANA, May 28, 2019、SOHR, May 28, 2019、UPI, May 28, 2019などをもとに作成。

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